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ヤマハ、Bluetooth&スマホ連携対応、無線サブウーファのフロントサラウンド「YAS-203」

 ヤマハは、フロントサラウンドシステム「YASシリーズ」の新製品として、バー型スピーカーとワイヤレス接続のサブウーファをセットにした「YAS-203」を、11月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後。カラーはブラックとホワイトを用意する。

 テレビの前に設置するバー型スピーカーのセンターユニットと、サブウーファで構成するシステム。バー型スピーカーの高さは79mmに抑えられており、テレビの前に設置することを想定。テレビのスタンドをまたぐための着脱式スタンドも付属する。さらに、サブウーファをワイヤレス接続とする事で、設置の自由度を高めている。テレビのリモコン受光部をスピーカーが隠した場合に備え、リピーター機能も備えるほか、テレビのリモコンからYAS-203を操作できるようにする学習機能も備えている。

 2012年発売のYAS-201で対応していたAirWiredを、新たにBluetooth対応としたほか、スマホやタブレットのアプリからの制御も可能となっている。

 センターユニットの左右には、5.5cm径のユニットを搭載。独自の7.1chバーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」も備え、7.1chのサラウンド再生を前方のスピーカーだけで実現できるという。さらに、倍音成分の音声信号処理により、再生可能な周波数帯域をさらに下回る低域を疑似的に再生する独自技術「Advanced Bass Extension Processing」も採用している。

 サブウーファには16cm径ユニットを備え、空気そのものを振動板として利用することで、よりパワフルで迫力のある重低音再生ができるという「A-YSTII」方式を使っている。

カラーはホワイトとブラック

 入力端子として光デジタル、同軸デジタル、アナログRCAを各1系統搭載。フォーマットはドルビーデジタル、DTS、AAC、ドルビープロロジックIIに対応。HDオーディオには対応しない。映画、音楽、スポーツ、ゲーム、テレビ番組などのサラウンドモードを備え、コンテンツに合わせて切り替えられる。

 Bluetooth 2.1+EDRにも対応し、スマートフォンなどからのワイヤレス音楽再生も可能。プロファイルはA2DP/SPP、コーデックはSBC/aptXをサポート。SCMS-Tにも対応し、ワンセグ音声も伝送できる。

 iOS/Android向けのアプリ「HOME THEATER CONTROLLER」も用意。音量調整や入力切り替えなどのリモコン操作がスマホやタブレットから行なえるほか、サラウンドプログラムの切り替えなどが可能。ホーム画面では、入力中の機器や選択中のサラウンドプログラムなどがアイコンで分かりやすく表示し、本体の状況を一目で把握できるという。

 最大出力はセンターユニットが50W×2ch、サブウーファが50W。消費電力と待機時消費電力は、センターユニットが26W/0.4W、サブウーファが30W、1.6W。

 外形寸法と重量は、センターユニットが886×121×79mm(幅×奥行き×高さ/スタンド非装着時)で2.8kg。サブウーファーは290×316×292mm(同)で8.1kg。

(山崎健太郎)