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サエク、PC-Triple C導体の最上位スピーカーケーブル

1m960円のエントリーモデルも

 サエクコマースは、「PC-Triple C」導体を用いたスピーカーケーブル2モデルを12月10日に発売する。1mあたりの価格は、フラッグシップモデルの「SPC-850」が3,900円、エントリーモデルの「SPC-350」が960円。

フラッグシップモデルの「SPC-850」

 製造中止されたPCOCCに代わる新たな銅素材として開発されたPC-Triple Cを導体に用いたスピーカーケーブル。同社が6月に発売した「SPC-650」の兄弟モデルとしてラインナップに加わる。PC-Triple C導体は、低歪み率/高い伝導率の安定した電気的特性を持つことが特徴。不純物の少ない高純度のOFC(無酸素銅)を使用し、独自の連続鍛造伸延技術により、優れた導通性能を実現している。

エントリーモデルの「SPC-350」

 フラッグシップモデルのSPC-850は、PC-Triple Cの特性を引き出すために、絶縁材やシースに比誘電率が小さく振動対策が施された制振材入りのポリエチレンを採用。内部は2芯ツイスト構造で、導体断面積は3.4sq。ケーブル外径は10mm。

 SPC-350は、コストパフォーマンスを追求したエントリーモデル。購入しやすい価格でPC-Triple Cを体験できるように製品化したという。2芯ツイスト構造で、導体絶縁体はポリプロピレン、シースは軟質PVC、導体断面積は0.75sq、外径は5mm。

(中林暁)