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“自分撮り”強化した一眼カメラ「LUMIX DMC-GF7W」
2人が近づくとシャッター。小型化&Wi-Fi簡易化も
(2015/1/20 14:51)
パナソニックは、自分撮り対応のマイクロフォーサーズミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-GF7W」を2月13日より発売する。ダブルズームレンズをセットにしており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は83,500円前後。カラーはブラウン(-T)、ピンク(-P)、シルバー(-S)の3色。
ダブルズームレンズキットとして、12-32mm/F3.5-5.6の標準ズーム「H-FS12032」(35mm換算24~64mm)と、35-100mm/F4.0-5.6の望遠ズーム「H-FS35100」(70-200mm)が付属。本体のみでの販売は行なわない。
自分撮りや子供、ペットなどを撮影し、シェアする、というニーズに応えるために、本体の小型化や、スマートフォン連動、自分撮りモードなどを強化したミラーレス一眼カメラ。従来モデルのDMC-GF6Wとの比較では、本体体積で約20%減、ダブルズームレンズキット合計で約36%小型化し、持ちやすさや撮影しやすさを向上した。望遠ズーム利用時でも301gと軽量化している。
撮像素子は4/3型、有効画素1,600万画素のLive MOSセンサを搭載。高ISO感度時でも低ノイズの高精細撮影が可能という。画像処理用のヴィーナスエンジンは、2次元ノイズリダクション、マルチプロセスノイズリダクションにより、ノイズの質感をコントロールし、ざらつきのないクリアな画質を実現する。ダイナミックレンジを高める「インテリジェントDレンジコントロール」なども搭載している。
180度回転できる3型/104万画素チルト式モニターを搭載し、モニターを回転させることで、新機能の「自分撮りモード」が利用可能になる。自撮りモードでは、シャッターボタンを押さず、検出した顔を手で隠し、再び顔を表すとシャッターを切れる「フェイスシャッター」、2人の顔が接近すると自動でシャッター動作を行なう「フレンドリーシャッター」を備え、シャッターボタンを押さずに撮影できる。
また、通常のシャッターボタンではなく、Fn1/Wi-Fiボタンでシャッターを代替できる「ダブルシャッター」も装備。カメラを自分に向けて右手で撮影する際に利用できる。「美肌モード」や「背景ぼかし」、細身に撮れる「スリムモード」などのビューティ機能も備えている。
本体ダイヤルでは、シーンガイドを用意し、人物、風景、キッズなどの状況に合わせて、ダイヤルをあわせるだけで適したモードでの撮影が可能。キッズモードは、子供の動きに応じてシャッタースピードを上げて、被写体ブレを抑えるほか、連射設定となるため、複数枚からお気に入りの一枚を抽出できる。
センサーエンジンを最適化することで、AF性能はセンサー駆動/レンズ制御240fpsに高速化。低照度環境下でも被写体にピント合わせできる「ローライトAF」は-4EVまで対応し、星明かり下などでもピント合わせが可能という。
動画撮影に対応し、AVCHD/MP4ともに、1080/60pまでの撮影が可能。AVCHD/MP4ともにビットレートは最高28Mbpsとなる。
IEEE 802.11b/g/n無線LANを装備し、スマートフォン連携に対応。専用アプリの「Panasonic Image App」を利用して、スマートフォンからGF7Wの操作が行なえる。
スマホ連携も簡易化しており、パスワード入力無しでの連携に対応。Fn1/Wi-Fiボタンを押して、スマホでGF7WのSSIDを選ぶだけで、接続可能になり、撮影した写真をすぐにSNSでシェアできる。Panasonic Image Appには、新機能「ジャンプスナップ」を搭載。これは、スマートフォンを手に持って飛び上がると、ジャンプ状態を検知して、シャッターを自動で切る機能で、シャッターを切るタイミングが難しい、ジャンプしている姿を簡単に撮影できるという。
2/4/6/8秒の短い動画をスマートフォン転送し、つなぎあわせてムービーを作成できる「スナッフムービー」に対応。タイムラプス動画が撮影できる「インターバル撮影」や、撮影した写真を合成してストップモーション動画が作れる「コマ撮りアニメ」なども備えている。microHDMI端子を装備する。静止画撮影可能枚数は約230枚、実撮影可能時間は約40分。外形寸法は106.5×33.3×64.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約236g(本体のみ)/約336g(標準レンズ、バッテリ、メモリーカード含む)。
フルHD動画やWi-Fi連携対応の「DMC-TZ70/57」も
また、光学30倍ズームでフルHD動画対応の「DMC-TZ70」や、20倍ズームの「DMC-TZ57」も2月13日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はTZ70が44,500円前後、TZ50が31,500円前後。
DMC-TZ70は、AVCHDの1080/60p、MP4の1080/30p動画撮影に対応した30倍ズーム対応コンパクトデジタルカメラ。1/2.3型、1,280万画素の高感度MOSセンサーを新採用し、高感度時のノイズを低減。光学30倍の購買率ズームだが、広角24mmの撮影が可能。ファインダは116万画素相当で、アイセンサーにより、ファインダとモニターの自動切り替えに対応。5軸ハイブリッド手ぶれ補正も備えている。
HD 120fpsのハイスピード動画撮影にも対応。インターバル撮影も行なえる。スマートフォンとのWi-Fi連携に対応し、パスワードなしで連携設定が行なえる。
DMC-TZ57は、光学20倍のズームレンズを採用。動画撮影機能やWi-Fi連携を装備するほか180度チルト式モニターも備えている。