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リコー、水深14mでも撮影できるタフネスデジカメ「WG-5 GPS」

 リコーイメージングは、水深14mでの撮影にも対応するコンパクトデジタルカメラ「WG-5 GPS」を3月13日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後。カラーはオレンジ、ガンメタリック。

「WG-5 GPS」のオレンジモデル

 気密性の高いボディ構造を採用する事で、水深14mで連続2時間の水中使用に耐える防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当)を実現。2.2mからの耐落下衝撃性能や、ホコリに強いIP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10度でも動作する耐寒構造、100kgfまで耐える耐荷重構造なども備えた、タフネスモデルとなる。

 撮影した画像への位置情報記録や、移動中の測位ログデータの記録、自動時刻合わせなどが可能なGPSモジュールも内蔵。圧力センサーと電子コンパスも備え、撮影場所の気圧・高度/水深・方位も確認できる。

 撮像素子は1/2.3型CMOSで、有効画素数は約1,600万画素。レンズは35mm換算で約25~100mmの光学4倍ズーム。F値はF2~F4.9。手ブレ補正機能として、静止画/動画撮影どちらでも電子式の「Movie SR」が利用可能。静止画撮影時は、センサーシフト方式(SR:シェイクリダクション)と、デュアル(SR×電子式併用)が選択できる。

 レンズの周りに近距離用のLED補助光を6灯配置。デジタル顕微鏡モードと併用し、ムラの少ない照明で接写が可能。より高速なシャッタースピードで撮影する事で、手ブレや被写体ブレも抑えられるという。検出した人物の顔がフレーム内に収まっているかを点滅するLEDの位置で確認しながら撮影できる「自分撮りアシスト」機能なども利用可能。

ガンメタリックモデル

 動画撮影はMPEG-4 AVC/H.264、最高1080/30pでの撮影が可能。動画をスロー再生できるハイスピードカメラ撮影(1,280×720ドット固定)や、早送り動画撮影(640×360ドット固定)なども可能。映像・音声出力用のHDMI出力も備えている。

 3型、16:9の液晶モニタを装備。上下左右約170度の広視野角なモニタで、外光の反射を抑えて映り込みを軽減するARコートも施している。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応し、Eye-Fiカードもサポート。外形寸法は約125×32×64.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は本体のみで約216g、電池とメモリーカードを含めると約236g。

(山崎健太郎)