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'15年の映像ソフト市場は「アナ雪」特需反動でBDも前年割れ
GfK予測。'14年の市場規模は2,016億円。BD構成比47%
(2015/2/23 14:38)
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(GfK Japan)は23日、2014年のセル映像ソフト販売動向を発表した。セル映像ソフト市場は、数量が前年比9%減の4,572万枚、金額は同7%減の2,016億円となった。Blu-ray(BD)ソフト市場は前年比14%増の950億円で、金額構成比で47%まで拡大('13年は41%)。また、「アナと雪の女王」効果により、洋アニメジャンルの販売金額が前年の2.9倍に拡大している。
DVD/BDを含む映像ソフト全体は、前年を下回ったが、BDの拡大を受けて、実売平均価格は4,410円と前年から2%上昇。販売チャンネル別ではEコマースが55%、メディアストアが27%、家電量販店が8%となっており、最大チャンネルのEコマースが1ポイント拡大した。
ジャンル別の金額構成比では、音楽が最大で31%。販売金額が前年比で2桁幅で減少した洋画と邦アニメが縮小した一方、洋アニメは「アナと雪の女王」のヒットが追い風となり、前年から4ポイント増の7%と、前年の2.9倍に拡大している。
BD市場は数量が1,790万枚、金額が950億円。数量前年比は14%増、金額前年比は8%増となる。セル映像ソフトに占めるBDの割合は金額ベースで47%。チャネル別では、Eコマースが64%、ついでメディアストア20%、家電量販店10%となっている。音楽ジャンルにおけるBDの構成比は2ポイント増の22%。
2015年のセル映像ソフト市場については、「数量金額ともに前年から1割程度縮小し、数量では4,000万枚、金額では2,000億円に達しない可能性が高いと見られる」と予測。2006年以来プラス成長を続けてきたBDソフト市場も、「アナと雪の女王」特需の反動減によりマイナスに転じると見込んでいる。ただし、アナ雪を除いた場合の市場規模は「対前年微増となり、全体としてはBDへのシフトは進み、金額構成比では過半数を占めると」予想している。