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'13年映像ソフト市場のBD金額構成比は41%。GfK調査

映像ソフト全体では数量3%減。BD伸長で単価アップ

映像ソフトジャンル別金額構成比(出典:GfK Japan)

 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン(GfK Japan)は18日、2013年のセル映像ソフト販売動向を発表した。セル映像ソフト市場は、数量が前年比3%減の5,018枚、金額は前年比1%減の2,177億円となった。Blu-ray(BD)ソフト市場は前年比29%増の882億円で、金額構成比で41%まで拡大した。

 DVD/BDを含む映像ソフト全体は、前年を下回ったものの、Blu-rayソフトが拡大したことで、実売平均価格は4,300円と前年から2%上昇。販売チャンネル別ではEコマースが54%、メディアストアが27%、家電量販店が9%となっており、最大チャンネルのEコマースが3ポイント拡大した。ジャンル別では、邦アニメが前年比5ポイント増の29%。一方右肩上がりで成長していた音楽が一服し、3ポイント減の30%となった。

 BD市場は数量が1,573万枚、金額が882億円。金額前年比は29%で、'12年に鈍化した成長率('12年は前年比11%増)が再び上向きとなった。セル映像ソフトに占めるBDの割合は数量ベースで31%、金額ベースで41%。チャネル別では、Eコマースが67%、ついでメディアストア16%、家電量販店11%となっている。EコマースにおけるBD構成比は金額ベースで50%と、通常DVDと拮抗するまで成長した。ジャンル別では邦アニメと音楽が市場を牽引し、金額構成比では邦アニメが48%、音楽が20%となっている。洋画は4ポイント減の15%。

 2014年のセル映像ソフト市場ついては、「数年来続く緩やかな縮小傾向を引き継ぎ、前年から微減となる」と予測。しかし、BDソフトの平均価格が上昇基調にあることや、DVDからBDへのシフトが進むことなどから、金額市場規模は、「2013年からほぼ横ばいの水準となり、BDソフト市場は成長率はやや鈍化するが、プラス成長を維持する」と予測している。

(臼田勤哉)