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バッファロー、半分サイズになった「おもいでばこ」。表示速度向上/スマホ直接接続も

 バッファローは、デジタルカメラやスマートフォン/タブレットの写真や動画を取り込んで、テレビなどで閲覧できる「おもいでばこ」の新モデルを3月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格(税込)は、内蔵HDD容量2TBの「PD-1000-L」が51,300円、1TB「PD-1000」が37,584円。

おもいでばこ本体と付属リモコン

 おもいでばこは、デジカメやスマートフォンなどで撮影したデジタル写真や動画データを内蔵HDDに取り込み、テレビにHDMI出力して楽しめる製品。SDカード/USB/無線LAN(Wi-Fi)経由の3通りで取り込み可能。取り込んだ写真は自動で整理され、撮影した日付ごとにカレンダー表示したり、イベントごとにアルバムを作成してまとめられる。

 従来モデルからの強化点は、高速CPUの搭載により高速に写真や動画サムネイルのカレンダー表示が行なえる点。おもいでばこ本体だけでスマートフォン/タブレットと直接Wi-Fiでつながる「おもいでばこスポット」機能も搭載し、インターネット回線やWi-Fiルーターを持っていなくてもスマホ/タブレットの写真や動画の保存、おもいでばこ内の写真/動画の閲覧、編集ができる。

 本体は154×118×37mm(幅×奥行き×高さ)で、従来品のPD-100S/Wシリーズに比べ体積を約54%に小型化。テレビの周りの小さな空きスペースにも置けるようにした。また、最大保存数は最大約40万コンテンツで、従来のPD-100S/Wシリーズの上限(約12万)を上回っている。

利用イメージ

 写真や動画の取り込みは、SDカードを挿入して「とりこみボタン」を一度押すだけで開始。スマホからの取り込みは、アプリからの転送と、USBケーブル接続の方法に対応する。取り込み済みの写真は、再接続時には取り込まない設計としており、同一写真の重複を防ぐ。Windows用ソフト「おもいでばこ とりこみ・かきだしツール」により、Windows PCに保存しているフォルダをそのまま、おもいでばこのアルバムとして取り込める。

 取り込んだ写真や動画は、「おもいでばこ」が自動で整理してカレンダー上に表示。誕生日やクリスマスといった記念日ごとの写真の自動収集や、お気に入り写真だけを選んだアルバム作りも可能。HDMI接続したテレビに表示でき、スライドショー再生や、オリジナルのBGM付きで楽しむことも可能。テレビ以外にiPhone/iPadや、Androidスマホ/タブレットに対応した「おもいでばこアプリ」からも閲覧できる。他社製のスマホ/タブレット用アプリとの連携で、SNSへの写真アップロードやメール送信もできる。

 新おもいでばこに最適化したAndroid用「おもいでばこアプリ Ver.4.0」は、Google playで13日に公開。iOS用もApp Storeで近日公開予定としている。

 本体背面にはバックアップ用USB端子を装備。別売USB HDDを接続すると、電源OFFのたびに新しく取り込んだ写真/動画を自動でコピーしてバックアップできる。Wi-Fiのほか、Ethernetも装備する。リモコンが付属する。

おもいでばこ本体
背面

(中林暁)