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バッファロー、スマホから写真をSNS共有できる新「おもいでばこ」

テレビを使わず写真閲覧/整理が可能に

おもいでばこ(PD-100S/Wシリーズ)

 バッファローは、写真や動画を取り込んで、テレビに出力できるパーソナルコンテンツレコーダの新モデル「おもいでばこ(PD-100S/Wシリーズ)」を12月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、500GBモデル「PD-100S/W」が3万円前後、1TBモデル「PD-100S/W-L」が3万円台後半。

 おもいでばこは、デジカメやスマートフォンなどで撮影したデジタル写真や動画データを内蔵HDDに取り込み、テレビにHDMI出力して楽しむことができるパーソナルコンテンツレコーダ。写真は、SDカードやUSB、無線LAN経由の3通りで取り込み可能。取り込んだ写真は自動で整理され、撮影した日付ごとにカレンダー表示したり、イベントごとにアルバムを作成してまとめることができる。

 '12年11月発売の前モデル「PD-100Sシリーズ」と同様に、無線LANでスマホから写真をワイヤレス転送できるほか、新たに、おもいでばこに保存した写真をスマホで閲覧/整理ができるようになったことが特徴。テレビに出力しなくても、スマホやタブレットで写真を見たり、アルバムの整理や写真の削除などができる。また、保存された写真を自由に選んで、LINEやFacebookなどのSNSにアップできる機能も備え、デジカメの写真なども簡単にスマホから共有できるようになった。スマホで写真を選択し、好きな写真だけをテレビに出力できるベストショット・アルバム機能も搭載する。

新おもいでばこ
iOSアプリのメニュー画面
カレンダー画面でおもいでばこに保存された写真を選択して閲覧できる

 無線LANはIEEE 11b/g/nに対応し、付属のUSB無線アダプタを使用する。Ethernetを装備し、ルータとの有線接続にも対応している。スマホからの操作などにはiOS/Android用アプリ「おもいでばこ」を利用する。iOS版は本体発売と同時に公開するが、Android版は2014年2月中旬の公開予定となる。

新モデルではスマホとの連携を強化
無線LANで接続して、アプリからおもいでばこに保存された写真を選択
シェアや整理などを行なえる
おもいでばこの中の写真も簡単にSNSへアップ可能
スマホで写真を選択して、好きな写真だけをテレビで上映できる

 このほか、テレビ出力画面も改良され、コメント欄や撮影日時などの情報表示が半透明になり、従来より写真が大きく表示されるようになった。付属のリモコンも新しくなり、テレビの電源ON/OFFや音量調整などの操作ができるようになったほか、機能ボタンなどが色分けされ、操作性が向上している。なお、新機能を従来モデルで利用するためのソフトウェアアップデートを含んだ保守パーツの販売も検討しているという。

新型リモコン
リモコンも改良
従来のリモコン(左)と新型リモコン(右)の比較
テレビに映し出される写真が大きくなって見やすくなった
テレビに出力したときのホーム画面
本体背面。HDMIやバックアップ用USBを備える

 対応フォーマットは、写真がJPEG。動画はMotionJPEGとMPEG-4 AVC/H.264。本体に保存できる写真/動画は最大12万コンテンツまで。SDカードはSDXCまで対応、USBは2.0に準拠する。出力端子はHDMIとコンポジット、アナログ音声(RCA)。消費電力は最大15Wで、待機時は500mW。外形寸法は230×155×35mm(幅×奥行×高さ)、重量は約600g。

バッファローの取締役/BBSビジネスユニット長の渡邊泰治氏

 登壇したバッファローの取締役/BBSビジネスユニット長の渡邊泰治氏は、「スマホが普及したことで写真の活用シーンも変わり、SNSでシェアしたり、スマホで写真を眺めることが増えてきた。従来のおもいでばこは、そういった今どきの写真活用に対応できていないという課題があった」と、新機能を搭載した背景について説明した。

(一條徹)