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バッファロー、スマホから写真をSNS共有できる新「おもいでばこ」
テレビを使わず写真閲覧/整理が可能に
(2013/11/27 10:30)
バッファローは、写真や動画を取り込んで、テレビに出力できるパーソナルコンテンツレコーダの新モデル「おもいでばこ(PD-100S/Wシリーズ)」を12月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、500GBモデル「PD-100S/W」が3万円前後、1TBモデル「PD-100S/W-L」が3万円台後半。
おもいでばこは、デジカメやスマートフォンなどで撮影したデジタル写真や動画データを内蔵HDDに取り込み、テレビにHDMI出力して楽しむことができるパーソナルコンテンツレコーダ。写真は、SDカードやUSB、無線LAN経由の3通りで取り込み可能。取り込んだ写真は自動で整理され、撮影した日付ごとにカレンダー表示したり、イベントごとにアルバムを作成してまとめることができる。
'12年11月発売の前モデル「PD-100Sシリーズ」と同様に、無線LANでスマホから写真をワイヤレス転送できるほか、新たに、おもいでばこに保存した写真をスマホで閲覧/整理ができるようになったことが特徴。テレビに出力しなくても、スマホやタブレットで写真を見たり、アルバムの整理や写真の削除などができる。また、保存された写真を自由に選んで、LINEやFacebookなどのSNSにアップできる機能も備え、デジカメの写真なども簡単にスマホから共有できるようになった。スマホで写真を選択し、好きな写真だけをテレビに出力できるベストショット・アルバム機能も搭載する。
無線LANはIEEE 11b/g/nに対応し、付属のUSB無線アダプタを使用する。Ethernetを装備し、ルータとの有線接続にも対応している。スマホからの操作などにはiOS/Android用アプリ「おもいでばこ」を利用する。iOS版は本体発売と同時に公開するが、Android版は2014年2月中旬の公開予定となる。
このほか、テレビ出力画面も改良され、コメント欄や撮影日時などの情報表示が半透明になり、従来より写真が大きく表示されるようになった。付属のリモコンも新しくなり、テレビの電源ON/OFFや音量調整などの操作ができるようになったほか、機能ボタンなどが色分けされ、操作性が向上している。なお、新機能を従来モデルで利用するためのソフトウェアアップデートを含んだ保守パーツの販売も検討しているという。
対応フォーマットは、写真がJPEG。動画はMotionJPEGとMPEG-4 AVC/H.264。本体に保存できる写真/動画は最大12万コンテンツまで。SDカードはSDXCまで対応、USBは2.0に準拠する。出力端子はHDMIとコンポジット、アナログ音声(RCA)。消費電力は最大15Wで、待機時は500mW。外形寸法は230×155×35mm(幅×奥行×高さ)、重量は約600g。
登壇したバッファローの取締役/BBSビジネスユニット長の渡邊泰治氏は、「スマホが普及したことで写真の活用シーンも変わり、SNSでシェアしたり、スマホで写真を眺めることが増えてきた。従来のおもいでばこは、そういった今どきの写真活用に対応できていないという課題があった」と、新機能を搭載した背景について説明した。