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富士フイルム、自動整理対応の1TB 写真/動画ストレージ「Wonder Photo Box」
(2015/5/22 17:23)
富士フイルムは、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真・動画を取り込み、テレビやタブレット端末などから閲覧できる「Wonder Photo Box(ワンダーフォトボックス)」を6月5日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32,500円前後。
ホームユースを想定した1TB HDD内蔵のデジタルフォトアルバム。前面左側にSDカードスロットとUSB 2.0端子を搭載する。SD/SDHCメモリーカードやUSBメモリー、USB接続したスマートフォン/タブレット端末などに記録された撮影データを自動で取り込める。取り込んだ写真や動画はHDMI接続したテレビや、Wi-Fi(IEEE 802.11/b/g/n)で接続したスマートフォン/タブレット端末などで閲覧可能。
対応するファイル形式は、静止画がJPEG、PNG。動画は最大でフルHD(1,920×1,080ドット)までのMOV、MP4で、スマートフォンや同社カメラで撮影したものをサポートし、4GB以上のファイルには非対応。BGM用としてMP3形式の音楽ファイルを再生することもできる。
最大の特徴は、本体をインターネットに繋いで、独自の画像解析ソフト「イメージオーガナイザー」によって取り込んだ写真や動画を自動でカテゴリ整理できること。人物/ペット/料理/風景といった被写体別の振り分けを撮影後に手動で行なわずに済む。人物の顔認識も自動で行なえ、複数人が写った写真も一人一人のフォルダに分けて保存できるという。撮影場所別に振り分けて地図上にプロットすることも可能。単体のみで撮影データを年月日別で振り分けでき、手動整理にも対応する。
2GBまで無料の画像保管サービス「安心バックアップサービス」を利用すれば、本体に保存したデータがクラウドサーバーにアップロードされ、故障時などに備えることが可能。さらに、スマホやタブレット端末からクラウドサーバーにアクセスすれば、外出先での閲覧も可能。離れた場所に住む家族が保存データを見るといった用途も想定している。2GB以上を利用する場合は、容量によって異なる月額料金がかり、2〜50GBまでは400円/月、利用できる容量が最も大きい500GB〜1TBは3,500円/月(いずれも税別)。このほか、フォトブックや写真プリントの注文もインターネット経由で行なえる。
背面にはPC接続用のUSB microBとHDMI、Ethernetを備える。消費電力は約16W。外形寸法は149×123×30.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約323g。リモコン、マウス、ACアダプタ、HDMIケーブル(1m)が付属する。