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BD/DVDの「アンチリッピングキャンペーン」をJVAが開始

違法複製/DL対策で「サラリーマン山崎シゲル」とコラボ

 日本映像ソフト協会(JVA)は20日、Blu-rayやDVDの暗号化を回避して複製するリッピング行為の違法性を訴える「アンチリッピングキャンペーン」を、3月20日から4月下旬までの約1カ月間に渡って実施。特設サイトにおいて、「サラリーマン山崎シゲル」のひとコマ漫画の動画などのコンテンツを掲載する。

コンサート会場などで配布するキャンペーンチラシ(表/裏)。「サラリーマン山崎シゲル」をキービジュアルに採用

 リッピングソフトなどを使って、DVDやBlu-rayに用いられているCSS/AACSといった暗号化技術を回避して行なう「私的複製」や、「複製したものを利用すること(販売、譲渡、ファイル共有サイト、動画共有サイトへの投稿など)」、「リッピングによってコピーされアップロードされたもののダウンロード」が違法であることの認知拡大を図る、JVA主催のキャンペーン。共催は、日本映画製作者連盟、日本動画協会、不正商品対策協議会。後援は、神奈川県警察本部。

 Twitterなどで話題の「サラリーマン山崎シゲル」のひとコマ漫画をキービジュアルとした特設サイトを開設し、インターネットを頻繁に利用する20代~40代の男女を中心に訴求。同サイトには「サラリーマン山崎シゲル」の1コマ漫画の動画と、「リッピングに関する理解度チェック」を掲載。ゲームで楽しみながら、リッピングについての理解を深められるという。

 また、サイト内にYouTubeやSNSボタンを掲載し、キャンペーンバナーをJVA会員社のサイト内に設置。さらに、18万人のフォロワーを持つ「サラリーマン山崎シゲル」の公式Twitterにツイートすることなどで拡散を図り、特設サイトへの誘導を促す。

 そのほか、「サラリーマン山崎シゲル」のひとコマ漫画と「リッピングに関する理解度チェック」のゲームを掲載したキャンペーンチラシを5万枚作成して、コンサートやイベント会場で来場者に配布する。

(中林暁)