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4K対応ミラーレス「GH4」、アナモフィックレンズ用の4K動画モードを追加

 パナソニックは、ミラーレス一眼デジタルカメラ「DMC-GH4」の最新ファームウェアVer.2.2を22日より提供開始した。新たに、4:3用アナモフィックレンズを使った3,328×2,496ドットの動画撮影用モードなどを追加した。

DMC-GH4

 GH4は、4K/3,840×2,160ドットの30p/24p動画記録にも対応したミラーレス一眼カメラ。動画を撮影しながら、4K対応VIERAなどへHDMI出力することもできる。

 最新ファームウェアのVer.2.2では、アナモフィックレンズ装着時の動画撮影において、アスペクト比4:3で4K動画を記録するモードを追加。MENUボタンから [動画]→[アナモフィック(4:3)]設定をONにすることで利用できる。クリエイティブ動画モードで、画質設定のサイズを[4K]または[C4K]に設定した場合のみ対応する。同モードをONに設定すると、画質設定のサイズが[4K(3328×2496)]に固定される。

 アナモフィック(4:3)モードで撮影した動画のシネマスコープサイズへの編集や再生には、対応ソフトや再生機器が必要。使用するアナモフィックレンズによっては、ケラレやゴーストなどが生じる場合がある。

 同モード時は、[撮影時HDMI出力]の出力ビット数を[4:2:2 8bit]に設定すると、撮影時にHDMI出力できない。また、[4:2:2 10bit]にすると、映像の左右に黒い帯が付いた形でHDMI出力され、映像の有効サイズが2,880×2,160ドットに小さくなる。なお、HDMI出力中は動画撮影ができない。

 同モードでMP4記録の動画を4K対応テレビで再生する場合は、テレビのSDカードスロットからは再生できず、HDMIマイクロケーブルでGH4と対応テレビを接続することが必要。なお、4K動画取り込みに対応したパナソニック製レコーダで、HDDにダビングすることはできない。

 その他の新機能として、電子シャッター撮影時に1/16,000秒のシャッタースピードをマニュアル選択可能になった。これにより、1秒~1/16,000秒の範囲で設定できる。

 また、AVCHD形式で記録した動画を一部の他社製動画編集ソフトに取り込んだ際に、撮影日時がずれる不具合も修正した。

(中林暁)