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HP、5K解像度で128,000円の27型液晶「Z27q」。4K/27型は98,000円

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、プロフェッショナル向け液晶ディスプレイの新モデルとして、27型で5K/解像度5,120×2,880ドットの「HP Z27q」を5月28日より発売する。直販価格は128,000円。また、4Kの27型「HP Z27s」と、1,920×1,200ドットで狭額縁の24型「HP Z24n」も同日に発売する。直販価格は、「HP Z27s」が98,000円、「HP Z24n」が58,000円。

27型5Kディスプレイの「HP Z27q」

27型の5K「HP Z27q」と4K「HP Z27s」

 「HP Z27q」は、水平解像度が5,000ドットを超える5K(5,120×2,880ドット)、「HP Z27s」は4K(3,840×2,160ドット)のIPS液晶ディスプレイ。高解像度により1画面上で多くのウィンドウやデータを表示して作業の効率化が図れるため、写真家やポストプロダクション、放送局などのコンテンツ制作現場や、画像分析、製品デザイン、アプリ/ソフト開発などで、生産性の向上を実現するという。

 4Kや、それ以上の解像度で撮影された動画などを細部まで表示可能。いずれも入力はDisplayPortを備えるほか、4Kの「HP Z27s」はMHL対応HDMI端子なども備え、パソコン以外にもスマートフォンやタブレットなどの画像も同時に表示できるのが特徴。 輝度は300cd/m2、コントラスト比は1,000:1で共通。4K「HP Z27s」のダイナミックコントラスト比は500万:1。

 5Kの「HP Z27q」の色域はAdobe RGB、sRGB、BT.709の色域がプリセットされ、色補正した上で出荷。開梱後すぐに正確な色域を利用できるとしている。表示色は最大約10億色で、sRGB/BT.709 100%、Adobe RGB比99%。入力はDisplayPort 1.2が2系統。

27型4Kの「HP Z27s」

 4Kモデル「HP Z27s」の入力はDisplayPort、Mini-DisplayPort、HDMI×2(1系統はMHL対応/HDCP対応)を備え、USB 3.0も装備。画面の分割表示や、PinP(子画面表示)など、異なる入力系統からの映像を同時表示可能。色域はsRGB比100%で、表示は約10億色。風景モードとポートレートモードを素早く切り替えるピポッドや、高さ調整/チルト/スイーベルの調整が可能なスタンドを装備する。

24型/1,920×1,200の「HP Z24n」

 24型の「HP Z24n」は、ベゼル幅を従来機の(HP Z24i)と比べ約60%スリム化。マルチモニター時にシームレスな映像表現ができる点が特徴。解像度は1,920×1,200ドット(16:10)。DisplayPort入力に加えDisplayPort出力も備え、デイジーチェーン接続により最大4台のディスプレイを接続可能。なお、同時接続はフルHD(1,920×1,080)の場合は最大4台、1,920×1,200解像度時は最大2台ま2画面表示やPinPにも対応。sRGBの色域がプリセットされている。

HP Z24n

  輝度は300cd/m2、コントラスト比は1,000:1(ダイナミックコントラスト比500万:1)、色域はsRGB比99%、入力端子はDisplayPort、Mini-DisplayPort、DVI(HDCP対応)、HDMI(MHL/HDCP対応)。DisplayPort出力、音声出力も備える。

(中林暁)