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ボーズのNCイヤフォン「QC 20」、カラー&リモコン変更の新モデルに

 ボーズは、アクティブノイズキャンセリング(NC)機能を備えたイヤフォン「QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」をブラッシュアップ。新カラーを採用し、付属品やリモコンの仕様を変更するなどした新モデルを、6月26日に発売する。価格は35,000円。

新しい「QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」のブラックモデル

 モデル名は従来と同じ「QuietComfort 20 Acoustic Noise Cancelling headphones」。前モデルのカラーはグレーを基調としていたが、新モデルはホワイトとブラックの2色展開になり、ツートンカラーのケーブルにはブルーも使われている。

ホワイトモデル

 さらにリモコンの仕様も変更。従来はiPhoneなどのアップルの製品に対応したモデルと、Androidスマートフォン向けの2製品があり、基本的には新モデルも同じだが、Android向けモデルが、サムスン製品向けモデルに変更になり、ボタンが従来の1つから3つタイプになる。

 動作検証を行なっているのは、サムスンのスマートフォンのみ。他のAndroidスマートフォンと接続した場合は、機能しないリモコンボタンがある可能性があるという。アップル製品向けモデルのリモコンは、従来と同じ3ボタンタイプ。

 付属品も変更。キャリングケースがカジュアルなキャンバス地になっている。

ケーブルはツートンカラーでブルーも使われている
リモコン部にもブルーのカラーがあしらわれている
左が従来モデル、右が新しいブラックモデル

強力なNC機能を搭載

 それ以外の仕様は、従来モデルと同じ。イヤフォンハウジングの外側と内側に、合計2個のマイクを搭載。外部の騒音と、耳に侵入してくる騒音をとらえ、逆相の音波を再生。騒音をキャンセルする。

 ケーブルの途中、入力端子に近い場所にコントロールモジュールを備えており、この内部にデジタルノイズキャンセリング回路を搭載。回路サイズを小さくするためにデジタルNC回路を採用しているのも特徴で、AD変換などで生じる音の遅延も抑えている。

ブラックモデルのコントロールモジュール
ホワイトモデルのリモコン
2色展開となる

 コントロールモジュールにはバッテリも内蔵。さらに、イヤフォンに適した音質に調整する独自のイコライジングも施される。なお、イヤフォンとコントロールモジュールは着脱できない。コントロールモジュールの電源をOFFにして、NC機能がOFFになってもスルーで音が出るため、バッテリが切れても音楽が楽しめる。

 リモコンには「Awareモード」に切り替えるボタンも用意。ボタンを押すと、低域の騒音をキャンセルしながら、外向きマイクを集音に使い、外部の音をモニタリング。NC機能利用中に、駅のアナウンスや、接近してくる車の音などを瞬間的に聞きたい場合に活用できる。

キャリングケースがキャンバス地のものになった

 イヤフォンには、独特のポート構造を設けて低音の再生能力を高める「TriPortテクノロジー」を採用。イヤーピースは、耳穴の奥に押し込まなくても高い遮音性とホールド力があるとする「StayHear+チップ」。S/M/Lの3サイズを用意する

 バッテリの持続時間は約16時間。USB経由で、コントロールモジュール内蔵のリチウムイオンバッテリを充電する。重量はMサイズのイヤーピース装着時で約44g。

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QuietComfort 20
Acoustic Noise
Cancelling headphones

(山崎健太郎)