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iPhoneからWi-Fiで受信できるポータブルアンプ。Celsus「Companion One」

 フューレンコーディネートは、Celsus SoundのWi-Fi(無線LAN)搭載ポータブルアンプ「Companion One」を6月12日に発売する。価格は83,000円。Celsus Soundは、NuForceの共同創業者で元CEOのJason Lim氏によるブランド。

Companion One(iPhoneは別売)

 5.6MHzまでのDSDと384kHz/32bitまでのPCMに対応した、バッテリ内蔵のUSB DAC/ポータブルアンプ。パソコンやiPhone/Androidスマートフォンなどのアンプとして利用できるほか、Wi-Fiを内蔵し、iPhoneなどのiOS端末からワイヤレスで音楽をストリーミング受信して高音質で聴けるのが特徴。ワイヤレス受信にはAirPlayを使用。なお、44.1kHz/24bit以上にはオンキヨー製アプリ「HF Player」と有料のHDプレーヤーパックを使い、最大192kHz/24bitのファイルが再生できる。

 DACチップはESS「ES9018 MK2」を搭載。44.1kHz系(88.2/176.4/352.8)と48kHz系(96/192/384)の2つの高精度クロックを搭載。I/V変換にはTI「OPA1612」を、電圧ゲインと電流バッファリング用にはAnalog Devicesの「AD8397」を使用する。ヘッドフォンの適合インピーダンスは16~300Ω。ヘッドフォン出力は160mW(32Ω)、28mW(300Ω)。SN比は115dB以上、ダイナミックレンジは115dB以上。周波数特性は20Hz~22kHz。

 USB接続時はASIOドライバに対応。ステレオミニのヘッドフォン出力を備えるほか、光/同軸デジタル兼用出力や、ステレオミニのアナログ出力も装備。音量調整は100段階。2段階のゲイン切り替えも可能。

 アルミニウムブロックから作った曲面仕上げのフレームを採用。上下面にはゴリラガラスを使用する。本体に備えたmicroUSB端子との接続ケーブルとして、Lightningや30ピンDockコネクタケーブル、Android端末接続時のOTG接続ケーブルなども付属する。

春のヘッドフォン祭 2015での展示

(中林暁)