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サエク、PC-Triple C導体のXLRケーブル。最上位は112,000円/0.7m〜

 サエクコマースは、PC-Triple C導体を採用したXLRケーブル「XR-6000」と「XR-5000」を6月15日に発売する。価格は最上位モデルXR-6000の0.7mが112,000円、1.2mが120,000円、1.5mが124,000円。それ以外の長さも特注対応可能で、8,000円/0.5mとなる。XR-5000は、0.7mが76,000円、1.2mが80,000円、1.5mが82,000円。特注対応は4,000円/0.5m。

XR-6000

 同社のフラッグシップRCAケーブル「SL-6000」と「SL-5000」のプラグを、XLRプラグに置き換えたモデル。PC-Triple C導体は、不純物の少ない高純度のOFC(無酸素銅)を、連続鍛造伸延技術によって信号の伝送を妨げる結晶粒子を極力減らし、結晶と結晶粒界を長手方向に連続化させて、優れた導通性能を実現したもの。プラグはどちらも、リン青銅削り出しボディに特殊金メッキを施している。

 XR-6000は、断面1sqのPC-Triple Cを採用し、「厚みのある音を再生できる」とするモデル。構造は2芯ツイスト+糸介在で、絶縁体には比誘電率の低いフッ素樹脂を使用。銅箔と編組の2重シールドでノイズ対策を施し、外装には制振材入りポリエチレンシースの外側にカーボン含浸ポリウレタンメッシュを採用して防振性と耐久性を高めた。ケーブル外径は9mm。

 XR-5000は断面0.75sqのPC-Triple Cの単線を中央に配し、PC-Triple Cの極細線を外周にも配置する2層構造モデル。2芯ツイスト+糸介在で、絶縁体には比誘電率の低い発泡ポリエチレンを使っている。ノイズ対策として銅箔と編組の2重シールドを採用。外装は制振材入りポリエチレンシースの外側にカーボン含浸ポリウレタンメッシュを施した。ケーブルの出力側に独自の振動防止装置も備える。ケーブル外径は9mm。

XR-5000
プラグ部にXLR端子を採用

(庄司亮一)