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オーロラサウンド、真空管採用ハイブリッドパワーアンプ「PADA」。98万円

 オーロラサウンドは、真空管パワーアンプ「PADA」(パーダ)を11月1日に発売する。価格は98万円。10月11日より東京 秋葉原の損保会館で開催される「真空管オーディオフェア」に出展する。

PADA

 真空管とトランジスタのそれぞれのメリットを活かしたハイブリッド構成のパワーアンプ。標準使用真空管は復刻版TELEFUNKEN。欧州出力管の代表格であるEL34(6CA7)の優れたリニアリティを活かす三極管接続を採用し、パラレルプッシュプルで出力段を構成。入力段は、S/N、周波数特性、歪率に優れたディスクリートトランジスタで構築し、トランジスタ部と真空管部をファインメトコアの段間トランスで結合させている。最大出力は43W×2ch(8Ω)。対応スピーカーインピーダンスは4Ω~16Ω。

ルンダール製出力トランス

 電源部も、真空管とトランジスタで独立させることで、干渉を防いでいる。出力トランスと電源チョークコイルはスウェーデンのルンダール製。EIコアの大型カスタム電源トランスを採用。整流ダイオードは、ローム製のシリコンカーバイド、整流コンデンサには800V/100uFのポリプロピレンフィルムコンデンサを採用している。

 スピーカーからの逆起電力の影響を受けないオーバーオール無帰還回路により、「音楽の核心をとらえ上品かつ開放的なサウンドを奏でる」としている。周波数特性は20Hz~30kHz。

 入力端子はアナログ音声×2(RCAアンバランス×1、XLRバランス×1)。RCA/XLR切り替えスイッチやミュートスイッチを装備。ボンネットも付属する。外形寸法は340×510×225mm(幅×奥行×高さ)、重量は約22kg。

ボンネットも付属

(臼田勤哉)