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Love Harmony、オーディオ機器を消磁し、ADコンバータにもなる「サウンドコンディショナー」
(2015/11/19 15:24)
愛和は、Love Harmonyブランドの新製品として、オーディオ機器の消磁を行ない、「本来の音質を取り戻せる」という「AX-W4H デガウス・サウンド・コンディショナー」を12月1日に発売する。A/Dコンバータとして使う事も可能。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は248,000円前後。
アンプやスピーカー、ヘッドフォンなど、様々な信号経路の消磁を行ない、「それらの機器が本来有している音質を回復する」という製品。愛和では「サウンドコンディショナー」と名付けている。
オーディオ機器やシステムの回路や部品は、「音楽を再生する毎に“帯磁”し、磁気を蓄積。それが流れる信号に僅かな歪を生じさせ、音質の劣化を進行する原因になる」という。
それを取り除くため、愛和は消磁のため技術「LH-UWF」を開発。特許を取得した3つの正弦波信号を使い、それぞれの正弦波から変調(乗算)を行なうことで、複雑なスペクトル(周波数毎の強度分布)を持つデガウス信号を発生させる。このデガウス信号により、信号経路上に溜まった磁気を取り除き、歪のないクリアな音質に戻すことができるという。
コンディショニングのためのデガウス信号は65秒間流す。信号は、オーディオシステム向き、エレクトリックギターやバイオリンなどの電子楽器向き、ヘッドフォン向きの3タイプを用意する。
出力はRCAに加え、同軸/光デジタル出力も装備。コンディショニング信号をデジタル出力する事もできる。
さらに、アナログRCA入力も装備。ADコンバータとしても動作し、コンディショナーとして使わない場合はアナログ信号を96kHz/24bitに変換し、デジタル出力する単体ADCとして使うことができる。ADCには新日本無線の「MUSES8920」を使用。
サウンドコンディショニングの頻度について愛和では、「通常週一回、ヘビーユーザーには毎日」の使用を推奨。同時に、「音にこだわりのある機器、あるいはビンテージ機器へのコンディショニングの使用はおすすめしません。音質が変化してしまいます」としている。
外形寸法は410×250×80mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6kg。消費電力は5W。