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4K試験放送のChannel 4K、'16年3月31日に終了。「試験放送の役割果たした」
(2015/11/27 16:00)
次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)は27日、4K試験放送「Channel 4K」を、'16年3月31日に終了すると発表した。開始から1年9カ月での終了となり、NexTV-Fは「各社の次世代放送サービスの開始とともに、試験放送としての役割も果たした」としている。
Channel 4Kは、124/128度CS衛星を利用した試験放送として2014年6月に開局。次世代放送としての実験的な取り組みや、技術/番組制作の実証などに利用されている。
放送/通信サービスの動向として、2014年からは「アクトビラ」や、「J:COM オンデマンド」、「ひかり TV」、「フジテレビオンデマンド」で4K VODの実用サービスが開始され、2015年3月には「スカパー! 4K総合」と「スカパー! 4K 映画」の2チャンネルが開局。12月にはCATVやIP放送などでも4K実用放送の開始が予定されている。NexTV-Fは「各社の次世代放送サービスの開始とともに、試験放送としての役割も果たしたものと捉え、この度の放送終了に至った」と説明。今後も次世代放送の発展や推進のために取り組むという。
Channel 4Kの番組終了は'16年3月21日の22時、放送終了は'16年3月31日24時を予定。視聴者への終了告知は、'16年1月12日より、複数番組で放送終了の告知テロップを掲出。2月22日から3月21日までは、全番組内に終了告知テロップを常時掲出する。3月21日22時から3月31日24時まで、終了告知画面のみを24時間放送する。また、視聴者に対してダイレクトメールでも案内。'16年1月上旬と3月上旬の2回に渡って郵送で通知する。
なお、総務省のロードマップでは、2016年にBSを使った4K/8K試験放送が、NHKともう1者の2者で開始されることや、2018年にはBSと新たな110度CS左旋で4K実用放送を開始することなどが定められている。