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エプソンのHMD「MOVERIO」からリコーのTHETAを操作できるアプリ。WebAPIで開発

 エプソンは20日、スマートグラスのMOVERIO「BT-200」のコントローラーから、リコーの全天球カメラ「THETA」を操作できるようにするアプリ「THETA(シータ) (Device Web API Plug-in)」を、専用アプリのダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」で公開した。

連携のイメージ

 MOVERIO「BT-200」にアプリをダウンロードする事で、「MOVERIO」のコントローラーで全天球カメラでの静止画・動画撮影や、ライブビュー、ストレージ管理ができるようになる。

 さらに、MOVERIOに搭載されている加速度センサーやジャイロセンサーを使い、頭の動きに合わせて360度の全天球画像を、その世界の中にいるかのように感じながら見ることもできる。昨年10月に開催された「CEATEC JAPAN 2015」のエプソンブースでも実演していた。

 デバイスコネクトWeb APIを活用して開発されているのが特徴。ウエアラブルデバイスなど、様々なIoT機器を操作するスマートフォンアプリやWebアプリを開発できるAPIで、多様な機器の操作やデータ取得が共通の命令で実現可能。異なるメーカーの製品を繋ぐアプリが容易に制作できる。エプソンはAPIの普及活動・機能検討を行なう「デバイス WebAPI コンソーシアム」にも参加しており、今後もこのAPIを活用し、「さまざまなデバイスと連携して、MOVERIOの活用の場を広げていく」としている。

(山崎健太郎)