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8K+HDR、4K/120Hz対応の「DisplayPort 1.4」を策定

 映像機器関連の規格化作業を行なうVESA(Video Electronics Standards Association)は1日(米国時間)、8Kや、4K/120Hz、HDRなどに対応したDisplayPort(DP)規格の最新版「DisplayPort 1.4」を発表した。

 2014年9月に発表したDP 1.3と同様に、4本の信号線を束ねた伝送帯域は32.4Gbpsで、1本あたり8.1Gbpsだが、新たに最高8K/60Hz、4K/120Hzやハイダイナミックレンジ(HDR)信号に対応した(DP 1.3は5K出力や4Kの2系統出力対応)。

 伝送帯域は変わらないものの、1.4では、映像圧縮技術のDisplay Stream Compression(DSC)をバージョン1.2に更新。これにより、映像圧縮効率を向上し、VESAのテストでは視覚上の損失無しに、約1/3の帯域に圧縮可能になったという。そのため、高品位な画質や音質が求められるハイエンド機器などへの採用を目指していく方針。

 DisplayPortコネクタのほか、USB Type-CやThunderboltなどのインターフェイスでも利用可能。オーディオは最高32ch、サンプリングレート1,536kHzまでサポートする。

(臼田勤哉)