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Aurenderのサーバー/ネットワークトランスポートが利便性強化。対応USB DAC拡充

 エミライは14日、Aurenderの音楽サーバーやネットワークトランスポート製品で利用できる、iOS向けのコントローラーアプリ「Aurender Conductor」をVer.2.5.xにアップデート。製品の新ファームウェアVer.4.5.58(5.5.58)も公開した。アプリを使い、NASなどからサーバー製品へと、任意のファイル/フォルダを指定してコピーする機能などが追加される。

aurender W20

 ファイルコピー機能は、NASだけでなく、USBメモリなどからも可能。現時点では外部記憶デバイスからのコピーのみ可能だが、将来的にはファイルを削除する機能や名前を変更する機能も実装予定だという。

 さらに、2台の内蔵HDDを搭載しているモデルでは、1台目のHDDが一杯になった場合、2台目のHDDを使って自動的にコピーを継続する仕様に変更した。

iOS向けのコントローラーアプリ「Aurender Conductor」

 NASやUSBメモリに保存された音楽データを、Aurender製品内蔵HDDの中に記録されている音楽データと同じように扱えるようにするソフト「Aurender Media Manager」も、Ver. 3.2が公開されている。

 W20では、DSD 2.8MHzのデータを、リアルタイムでPCMに変換する機能も追加。日本ではサービス提供されていないが、音楽配信のQobuzにも対応している。

 ネットワーク接続において、Wi-Fiドングルをアクセスポイントとして利用することも可能になった。対応製品はASUSのUSB-AC56、TRENDnetのTEW-805UB、NetisのWF2561/WF2190、PREMIERTEKのPT-8812AU、GMYLEの2T2R、LinksysのWUSB6300、DLinkのDWA-171 rev A1 8811au 2001:3314/DWA-171 rev B2 MediaTek 2001:3d02。

 製品は他社のUSB DACと接続してプレーヤーとして使うことができるが、その互換性も改善。Steinbergのドライバをインストールする必要があるヤマハ製のDACに、新たに対応した。

 TIDAL(日本ではサービス展開していない)利用時に、キューの「次に追加」機能が使えなかった不具合を修正。W20で、USB DACを接続せずにDSD 5.6MHzのファイルを再生させると動作しなくなるなど、その他の不具合も修正している。

(山崎健太郎)