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エミライ、HDD内蔵のハイレゾ対応ネットワークトランスポート「aurender W20」

aurender W20

 エミライは、韓国TVLogicのAurenderブランドで展開しているネットワークオーディオトランスポート「aurender W20(ARD-NTW20)」を9月2日より発売する。価格は199万5,000円。カラーはシルバー(-S)とブラック(-B)。

 Aurenderのミュージックサーバー兼ネットワークトランスポート。6TB(3TB×2)のHDDを内蔵し、AIFFやApple Lossless、FLAC、WAV、MP4、APEなどのハイレゾ音楽ファイルの再生が行なえる。また、Ethernetを装備し、NASに蓄積したハイレゾ楽曲の再生にも対応する。

 ジッタとグラウンドノイズを徹底的に対策し、デジタル出力基板は低ジッタのOCXOと44.1kHz/48kHz系別々のVCXOを採用。デジタル出力基板は、LiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリにより電源を供給している。重量級のボディにより振動対策も徹底した。

 OSはLinux。本体に240GBの容量のSSDを内蔵し、これをデータキャッシュとして利用することで、音楽再生中のHDD動作を最小限度とし、省電力動作を実現したという。

デジタル基板部
aurender W20の内部
背面

 ハイエンドDACとの連携を前提としたWord Clock入力も装備。出力端子は同軸デジタル音声×1、光デジタル音声×1、AES/EBU×2。USB 2.0×3も装備し、HDD拡張やUSB、メモリのコピーなどに対応する。Dual AESやUSB経由のDSDデータ出力にも対応予定としている。

 iPad用のコントローラアプリをApp Storeで公開し、iPadからW20の操作が可能。消費電力は50W。外形寸法は430×370×106m(幅×奥行き×高さ)、重量は約19kg。

(臼田勤哉)