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Netflixのアプリで、モバイルデータ通信量をユーザーが制限可能に

 Netflixは、スマートフォンなどでモバイル通信を使って動画をストリーミング視聴する際に、データ使用量をユーザー自身が設定・管理できる機能を追加した。iOS/AndroidのNetflixアプリを最新バージョンにアップデートする事で利用可能になる。

左がiOS、右がAndroid版アプリの設定画面

 新機能のデフォルト設定は、約600kbps。1GBのデータ通信で、映画やドラマを約3時間ストリーミング視聴できる。Netflixでは、「この設定を使用すると、データ使用量を低く抑えたまま、動画の画質を一定以上のレベルに保つことができ、データ使用制限の超過や超過料金の発生を回避できる」としている。

 モードは、「低」(1GBあたり約4時間の視聴が可能)、「中」(1GBあたり約2時間)、「高」(1GBあたり約1時間)に加え、自動で調整を行なう「自動設定」と、「無制限」(1GBあたり約20分※データ通信量無制限サービス利用者向け)も用意する。

 この設定を「OFF」にすると、無線LAN接続時のみストリーミング再生するようになる。なお、ストリーミングの効率化や画質向上も進められているため、ビットレートは今後変化する場合があるとしている。

 また、この機能が適用されるのは携帯通信回線を使った視聴のみで、無線LANやテザリング利用時には反映されない。

 Netflixは追加機能について、「全世界へサービス展開したことで、国によりNetflixをスマートフォンで利用する割合や、ユーザーが加入しているモバイルデータ通信プランの種類が異なると判明したため」と、説明している。

(山崎健太郎)