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“Fate”はufotable版[UBW]から観るのがオススメ! 年末年始イッキ見ガイド

「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」BD BOX Standard Edition

8月に『劇場版「Fate/stay night [Heaven’s Feel]」III.spring song』、そして12月5日には「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編 Wandering; Agateram」が公開。今年も大晦日特番の放送が決定し、毎年賑わっているFateシリーズ。

シリーズ全体を通して、現在を生きる主人公らと、伝承や物語として残る過去に生きた英雄たちの“出会いと別れ”が描かれる。とくに、多様な出典から登場する英雄達は、実際の伝承などを様々な視点で解釈し、キャラクターを設計しているため、1人1人がとても魅力的なことも本シリーズが長年楽しまれている理由の1つだと思う。

一方で、アニメ化している作品だけでもシリーズが増え続け、そのほとんどが同じ世界設計ながら連続した時間軸にない作品となっているため、「どこから観ればよいのかわからない」「原作がどれだかわからない」、適当に観てしまうと最悪の場合「もはや作中で何をしてるのかもわからない」ということもあり得るのがこのシリーズ。とにかく初心者に優しくない。

ここでは、Fateシリーズをアニメ作品中心にざっくり紹介。1タイトルが基本2クールと長い作品なので、筆者の独断と偏見で、どの作品から観れば世界観がわかりやすいかのオススメを紹介していく。年末年始のまとまった時間なども使って、Fateシリーズの魅力を味わってもらえたら幸いだ。

シリーズの原点は「Fate/stay night」。ufotable版を観るべし

「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」
(C)TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

結論から先に述べておくと、2014年から2015年にかけて放送されたufotable制作のTVアニメ「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」からFateシリーズに入るのがオススメ。

作品情報

Fate/stay night [Unlimited Blade Works]
・アニメーション制作:ufotable
・放送年:2014年(第1期)/2015年(第2期)
・全26話
・アニメ公式サイト:https://www.fate-sn.com/ubw/
・配信先(一部)
Netflix:https://www.netflix.com/jp/title/80040330
U-NEXT:https://video.unext.jp/freeword?query=fate&td=SID0010777
dアニメストア(Amazon Prime):https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B073ZN7HH1/

Fateシリーズは「魔術」の存在する世界観や、物語の中心となる「聖杯戦争」のルールなど、設定が複雑な作品だ。そのため、魔術の心得は少しあるが、魔術師の世界も聖杯戦争のルールも知らない主人公・衛宮士郎に、ヒロインで魔術師の遠坂凜や、中立の立場をとる聖杯戦争の管理者・言峰綺礼らが、ルールや魔術師のあり方などの説明も交えて、比較的丁寧に描かれている「UBW」を最初に観た方が、Fateの世界観を掴みやすいだろうというのが、筆者の考えだ。

なによりこの「Fate/stay night」が、Fateシリーズの原点となる第1作目。原作は2004年に発売されたビジュアルノベルゲームで、シナリオ・奈須きのこ氏、イラスト・武内崇氏、開発元はTYPE-MOON。その後、レーティングを改訂したPS2版、PS Vita版を発売し、現在はスマホアプリ版も配信中。

手に入れればどんな願いも叶えるとされる万能の願望機“聖杯”を求める7人の魔術師達が“マスター”となり、同じく聖杯を求める過去の英雄達を、7つの役割・クラスに割り当てた使い魔“サーヴァント”として召喚し、最後の1組になるまで戦う「聖杯戦争」を中心として物語が展開される。

原作ゲームでは、主人公の少年・衛宮士郎と偶然召喚してしまった剣の英霊(サーヴァント)・セイバーの出会いと「あなたが私のマスターか」という、シリーズをあまり知らない人でも聞いたことがあるであろう有名な台詞が聞ける共通のプロローグが終了すると、3つの物語(ルート)に分岐する。

セイバーの聖杯への願いや彼女にとっての救いが描かれる最初のルート「Fate」。戦いの中で主人公・衛宮士郎の夢と決意が描かれ、Fateルートでは明かされない遠坂凜のサーヴァント・アーチャーの正体に迫る「Unlimited Blade Works(UBW)」。聖杯戦争の起源や真実に迫り、「Fate」「UBW」とは全く異なる展開を迎える最後にして最長のルート「Heaven's Feel(HF)」。

このうち、「UBW」と「HF」がufotable制作でTVアニメ化、劇場アニメ化しているというわけだ。

「Fate」ルートがベースとなっているアニメも2006年に放送されており、一応全ルートがアニメ化されているのだが…… 筆者がオススメする最初に観るアニメは前述の通り、2014年放送のufotable版「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」だ。

単純に、シリーズ全体の知名度が上がっている近年の作品であることもそうなのだが、同じTYPEMOONの作品である「空の境界」、stay nightの前日譚である「Fate/zero」のアニメーションを制作したufotableが改めて、シリーズの“原点”を制作したということもあり、原作者との連携がしっかりととられており、作画、演出、ストーリーなど全ての要素でクオリティの高い作品に仕上がっているところもオススメのポイントだ。

Fate/zeroは前日譚。世界観を知っていた方がより楽しめる!

「Fate/zero」
(C)Nitroplus/TYPE-MOON・ufotable・FZPC

「Fate/zero」のアニメの方が「UBW」よりも先(2011年~)に放送されており、この作品をきっかけにFateシリーズを知ったという人も少なくない。だが、虚淵玄による原作小説はもちろんstay nightよりも後に書かれたもので、扱いもstay nightのスピンオフ作品。

zeroでは、stay nightの10年前に行なわれた“第四次聖杯戦争”が舞台となる(stay nightの聖杯戦争は第五次)。原則、聖杯戦争ごとに呼ばれるサーヴァントは異なるので、例外であるセイバー以外、サーヴァントとマスターは、stay nightとは全く異なる顔ぶれとなる。

そして、zeroの主人公である衛宮士郎の義父・衛宮切嗣の立ち位置は“魔術師殺し”という特殊な役どころ。マスターが命を落とすと、その魔力を源に現世で姿を保っているサーヴァントも消えてしまう仕組みを利用し、魔術師の弱点を突いたり、敵の魔術を逆手にとったり等の方法で“マスター”側を仕留めていき、強力なサーヴァントとの戦闘を避けるという戦術を使う。先にstay nightを観て世界観を掴むほか、サーヴァント同士のバトルや英霊の強力さなどを先に知っておいた方が、zeroの物語を十分に楽しめるだろう。

作品情報

Fate/zero
・アニメーション制作:ufotable
・放送年:2011年(第1期)/2012年(第2期)
・全25話
・アニメ公式サイト:https://www.fate-zero.jp/
・配信先(一部)
Netflix:https://www.netflix.com/jp/title/70304256
U-NEXT:https://video.unext.jp/freeword?query=fate&td=SID0016588
dアニメストア(Amazon Prime):https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B06Y5LHJKV/

一方で同じstay nightでも、劇場版の「HF」はどうなのかというと、こちらは原作ゲームで最長のストーリーを140分×3章で収める都合上、stay nightの中で1番印象的ながら、ファンにとってはもうお馴染みとなっている、士郎とセイバーの出会いのシーンをオープニングの演出として台詞無しのハイスピードで流すという演出がなされているほか、主人公の士郎が己が理想を曲げて進むストーリーであることもあり、こちらもシリーズ最初の視聴にはオススメできない。

だが、世界観を知った上で「HF」を観れば、この物語の魅力を存分に味わえる。ufotableの絵作りだけでなく、そこにぴったりとはまっている梶浦由記による音楽、最後に流れるAimerの主題歌までの全てが1つの世界を作り上げている映画が3章分もある。2020年12月時点で、アニメ化したFateシリーズの中で個人的には最高の仕上がりだった。

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song Blu-ray&DVD 発売告知映像

作品情報

Fate/stay night [Heaven's Feel]
・アニメーション制作:ufotable
・公開年:2017年(第1章)/2019年(第2章)/2020年(第3章)
・全3章
・アニメ公式サイト
第1章:https://www.fate-sn.com/1st/
第2章:https://www.fate-sn.com/2nd/
第3章:https://www.fate-sn.com/

もう1つ古い作品になってしまうが、2006年に放送された『「Fate」ルートがベースとなっているアニメ』というのが、スタジオディーン制作の「Fate/stay night」。Fateルートをベースではあるのだが、別ルートの出来事やオリジナルストーリーも含まれている作品なので、ufotable版を観た後に「気になったら」観ても良いというのが筆者の考え。

下記で紹介する別シリーズの方が比較的最近アニメ化した作品が多いので、ufotable版のstay nightとzeroを観たあとはこれらもオススメだ。

さまざまな英霊が登場するシリーズ作品

ここまで紹介してきたのは、原点である「Fate/stay night」とその前日譚「Fate/zero」。同じ世界の過去と現在で展開される物語だ。

ここからは、stay night[UBW]とzeroを観て、Fateの世界観をなんとなく把握してからより楽しめる、外典や別のシリーズ作品について、アニメ化した作品を中心に紹介していく。

衛宮さんちの今日のごはん
(C)TAa・KADOKAWA・TYPE-MOON / 「衛宮さんちの今日のごはん」製作委員会

stay nightのキャラクター達はそのままに、戦闘が一切起こらず、各々が平和に過ごしている世界が描かれたスピンオフ作品。stay night本編でも家事全般を得意とする衛宮士郎を中心に、ヒロイン達、ときにはサーヴァント達が料理する光景とともにそのレシピまで紹介してくれるお料理アニメ。

原作TAaの優しい絵柄をufotableが完全再現。漫画の絵柄でそのまま動いているようなクオリティの高いアニメに仕上がっている。第8話のチャーハン回では、炒められる米の一粒一粒まで描かれていたことが話題になった。

作品情報

衛宮さんちの今日のごはん
・原作:漫画「衛宮さんちの今日のごはん」(TAa)
・アニメーション制作:ufotable
・放送年:2018年
・全13話
・アニメ公式サイト:https://emiya-gohan.com/
・配信先(一部)
U-NEXT:https://video.unext.jp/title/SID0033245
dアニメストア(Amazon Prime):https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07TW4B9LW/

Fate/Apocrypha
(C)東出祐一郎・TYPE-MOON / FAPC

Fate/zeroの第四次聖杯戦争の約60年前、第三次聖杯戦争から分岐した世界が舞台となった外典の物語。マスターの1人が聖杯戦争の儀式のベースとなる大聖杯を奪い、願望器となる聖杯を確実に手に入れるために、自分の一族だけを集めて聖杯戦争をやり直そうとするという、特殊な状況化で聖杯戦争のルールが変貌。その一族の野望を阻止する魔術協会との、7組対7組のチーム戦のような形で聖杯戦争が行なわれることになる。

さらに、そんな規格外の状況を収める能力をもったクラス・ルーラーのサーヴァントも召喚され、総勢15騎による戦闘が繰り広げられるのだが……

様々なサーヴァントが登場し、生前の因縁を持っている同士の戦いなどもあるので、その出典を調べたりしてみるのも楽しい作品だ。

作品情報

Fate/Apocrypha
・原作:小説「Fate/Apocrypha」(東出祐一郎)
・アニメーション制作:A-1 Pictures
・放送年:2017年
・アニメ公式サイト:https://fate-apocrypha.com/

ロードエルメロイII世の事件簿-魔眼蒐集列車 Grace note-
(C) 三田誠・TYPE-MOON / LEMPC

Fate/zeroに登場するライダーのマスターのその後が描かれた作品。つまり、「stay night」と同じ世界の話なのだが、この作品では、サーヴァントも聖杯戦争も本筋には関わってこない、魔術師たちの物語が展開するシリーズ。

しかし、アニメ化された「-魔眼蒐集列車-」のエピソードでは、サーヴァントが関わる事件が発生。Fateシリーズのアニメだけを観ている人も楽しめる構成となっている。

この作品をここで紹介する理由は、Apocryphaに登場するマスターもこのアニメで一部登場するため。聖杯戦争に参加しなかった世界の彼らと、聖杯戦争を生き延びたロードエルメロイII世が交流する姿が観られる。

なお、完結した原作小説の続編となる小説「ロードエルメロイII世の冒険」が12月25日に発売した。アニメ化したエピソードもまだ1巻分なので、今後が期待されるシリーズだ。

作品情報

ロードエルメロイII世の事件簿-魔眼蒐集列車 Grace note-
・原作:小説「ロードエルメロイII世の事件簿」(三田誠)
・アニメーション制作:TROYCA
・放送年:2019年
・アニメ公式サイト:https://anime.elmelloi.com/

Fate/Grand Order
「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」
(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT

未来が失われた世界で、その原因となっている歴史上の異常「特異点」を修復するため過去へ遡り、世界を有るべき姿に戻す物語。全Fateシリーズからサーヴァントが登場するほか、FGOが初出となるサーヴァントも数多く登場。特異点の原因となる要素として、聖杯も現れるのだが、基本的に聖杯戦争は行なわれず、世界観としては、魔術師達の世界寄りのストーリーが展開される。

原作者・奈須きのこがシナリオを担当した3つのストーリー、第1部序章・特異点F 冬木と第7章・絶対魔獣戦線バビロニアがTVアニメ化。第6章・神聖円卓領域キャメロットが劇場アニメ化している。

特異点F 冬木を描いた「First Order」はそのまま観ても楽しめる作品だが、「絶対魔獣戦線バビロニア」と「神聖円卓領域キャメロット」はプレイヤー向けのファンサービスとしてのアニメ化といった要素が強い。また、第2部開始直前を描いたオリジナルの「MOONLIGHT/LOSTROOM」も放送されているが、こちらもプレイヤー向けのアニメとなっている。

現在、「絶対魔獣戦線バビロニア」に続く最終章「終局特異点ソロモン」の制作が決定している。

作品情報

Fate/Grand Order -First Order-

・原作:スマホ向けRPG「Fate/Grand Order」第1部序章・特異点F 冬木

・アニメーション制作:Lay-duce

・放送年:2016年

・全1話

・アニメ公式サイト:https://anime.fate-go.jp/FirstOrder/

Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-

・原作:スマホ向けRPG「Fate/Grand Order」

・アニメーション制作:Lay-duce

・放送年:2017年

・全1話

・アニメ公式サイト:https://anime.fate-go.jp/mllr/

Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-

・原作:スマホ向けRPG「Fate/Grand Order」第1部第7章 絶対魔獣戦線バビロニア

・アニメーション制作:CloverWorks

・放送年:2019年

・全22話

・アニメ公式サイト:https://anime.fate-go.jp/ep7-tv/

Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-

・原作:スマホ向けRPG「Fate/Grand Order」第1部第6章 神聖円卓領域キャメロット

・アニメーション制作:SIGNAL.MD(前編)/Production I.G(後編)

・放送年:2020年(前編)/2021年(後編・予定)

・アニメ公式サイト:https://anime.fate-go.jp/ep6-movie/

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
来年公開が決まった劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女」
(C)2021 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前のない少女」製作委員会

stay nightに登場するマスターの1人、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンを見た目通りの年齢(小学生)にして、魔法少女にしてみました! といった具合のスピンオフ作品。可愛い魔法少女系アニメかと思いきや、第3期の後半からは急にstay nightと同等かそれを超えるシリアスな展開を迎える。

とくに劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」は、もはやstay nightとzeroの内容を知っていれば、プリズマ☆イリヤシリーズを未視聴でも楽しめるような物語になっている。なお、「雪下の誓い」にイリヤは登場しない。

劇場版「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」
(C)2017 ひろやまひろし・TYPE-MOON/KADOKAWA/「劇場版プリズマ☆イリヤ」製作委員会

作品情報

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
・原作:漫画「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」(ひろやまひろし)
・アニメーション制作:SILVER LINK.
・放送年:
2013年 第1期(全10話+OVA)
2014年 第2期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!」(全10話+OVA)
2015年 第3期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイヘルツ!」(全10話)
2016年 第4期「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!」(全12話)
2017年 「劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い」
2019年 劇場版「Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム」
・配信情報ページ:https://prisma-illya.jp/portal/archives/3138

Fate/EXTRA Last Encore
(C)TYPE-MOON/Marvelous, Aniplex, Notes, SHAFT

月に存在するあらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピューター「ムーンセル・オートマトン」と、ムーンセル内に作られた霊子虚構世界「SE.RA,PH」を舞台にした聖杯戦争。この世界の魔術師(ウィザード)は魂レベルで電脳世界にダイブできる異能者。自分の精神・肉体を霊子化し、分身として「SE.RA,PH」に侵入。聖杯と同じような力を持つ「ムーンセル・オートマトン」を巡り、ムーンセルが用意したサーヴァントとともに聖杯戦争を勝ち抜くシリーズなのだが……

TVアニメ化された「Fate/EXTRA Last Encore」は原作ゲームとは内容が全く異なるストーリーを展開。前提である原作ゲームのストーリーやキャラクターを知っているか否かで印象が異なるのだが、全く知らない状態で観た場合、内容を把握できるかわからない。

筆者のオススメはゲームプレイした上で、アニメ視聴後に、奈須きのこによる原案シナリオ集「Last Encore Your Score」を読むこと。なお、Fate/EXTRAは、リメイク作品「Fate/EXTRA Record」が制作中。

奈須きのこによる原案シナリオ集「Last Encore Your Score」。アニメで不可解だった部分はこれを読むとほぼ解決する
【公式】Fate/EXTRA Record ファーストトレーラー

作品情報

Fate/EXTRA Last Encore
・原作:PSP用ゲーム「Fate/EXTRA」
・アニメーション制作:シャフト
・放送年:2018年
・全13話
・アニメ公式サイト:https://fate-extra-lastencore.com/
・「Fate/EXTRA Record」ティザーサイト:http://typemoon-bb.com/record/

Fate/strange FAKE

電撃文庫「バッカーノ!」や「デュラララ!!」の成田良悟が偽りの聖杯戦争を描いた「FAKE」という作品をエイプリルフールに投稿。それをきっかけに公式シリーズ化した作品。現在原作小説と、小説のイラストを担当している森井しづきによる漫画が展開されているのだが、そのCMとして一部シーンがアニメ化。アニメ制作はA-1 Pictursが担当している。

【Full】電撃文庫『Fate/strange Fake』TVCM

このほかにも、「Fate/stay night」のファンディスクとして登場した「Fate/hollow ataraxia」や、stay nightの原型となった「旧Fate」をリメイクした「Fate/Prototype」(短編OVA/資料集のみ)とその前日譚の「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」(小説/桜井光)、「Fate/Labyrinth」(小説/桜井光)、「Fate/Requiem」(小説/星空メテオ)、「帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline」(原作:経験値/漫画:平野稜二)など、まだまだTV/劇場アニメ化されていないシリーズ作品が大量に存在するFateシリーズ。

今後も続々と展開するであろうシリーズ作品に備えて、まずはufotable版の「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」から観て、是非この世界を楽しんで欲しい。

野澤佳悟