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オンキヨーが独Teufelと業務提携へ。欧州の販売強化やOEMなど検討

 オンキヨーは29日、ドイツのスピーカーメーカーLautsprecher Teufelとの間で、欧州におけるオンキヨーブランド商品の代理店契約や、Teufelブランド商品のOEM供給などの業務提携を検討開始することに基本合意したと発表した。

 欧州を中心にスピーカーやオーディオ機器の生産・販売事業を展開するTeufelは、販売形態をネット・オンラインに特化することでビジネスモデルを確立。年間1億ユーロの安定的な販売規模を持つという。

 オンキヨーのAVアンプとTeufelのスピーカーでセット販売を行なうなど、両社は既に協力関係にある。オンキヨーは、Teufulが持つ販売チャネルや販売力を活かし、既存市場での過度な価格競争を回避しつつ販売拡大を図ることを計画。一方、Teufelはオンキヨーが持つ技術力や開発力を活用、OEMによりTeufelブランド商品のラインナップ拡充を図る。これらの点で協業することに両社が基本合意した。

 検討する業務提携の具体的な内容は大きく3点で、「欧州オンライン市場で、オンキヨー商品を供給・販売する代理店契約」、「Teufelブランド商品のOEM供給」、「ネット上のマーケティングコラボ」。