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悪のカリスマ「ジョーカー」誕生に迫る予告編。“笑顔”のポスタービジュアル解禁
2019年8月29日 18:00
孤独だが心優しかった男が“悪のカリスマ”に変貌していく姿を描いた映画「ジョーカー」。10月4日の日米同日公開に先駆け、本予告編とジョーカーの“笑顔”がインパクト大のポスタービジュアルが解禁された。
監督・製作・共同脚本はトッド・フィリップス、共同脚本スコット・シルバー、キャストはホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロほか。配給はワーナー・ブラザース映画。第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門への正式出品と、第44回トロント国際映画祭のガラ・プレミア部門への選出が決定している。
解禁された予告編は、バスの車内でアーサー(ホアキン・フェニックス)が、子供をあやして笑わせている微笑ましいシーンからスタート。生活も大道芸人としても上手くいかず、やり場のない気持ちに押しつぶされてしまいそうになっていたある日、大好きなトーク番組の司会者マーレイ(ロバート・デ・ニーロ)が「誰もがコメディアンになれる日が来た」という言葉と共に、クラブのステージでジョークを披露しているアーサーの姿を紹介する。
夢が叶ったと満面の笑みでテレビを見つめるアーサーだったが、マーレイのちゃかした揶揄にその笑顔は曇る。映像の後半では、彼が秘かに好意を抱く女性ソフィーとの幸せそうなワンシーンも描かれるが、自ら施すピエロメイクと共に、次第にジョーカーへと変貌を遂げていく様子が収められている。なぜアーサーは、世界のすべてを狂わそうとする唯一無二の悪になってしまうのか? 彼の身に一体何が起きたのか、想像と期待を掻き立てられる内容となっている。
出演するブライアン・タイリー・ヘンリーは、「本作はジョーカーがかつて、いかに“幸せな人間”だったかが語られるところから始まります」と言及。人々が想像する凶悪なジョーカーのイメージを覆す過去が描かれているという。
監督と脚本を兼任したトッド・フィリップスは「ロバート(・デ・ニーロ)が、脚本をものすごく気に入ってくれたんだ」とコメント。アーサーの運命を大きく左右することになるトーク番組の人気司会者を演じるロバート・デ・ニーロも、今回のオリジナル脚本を絶賛しているという。