Google、遠くのスマホにも繋がり、風の中でも声を認識する新イヤフォン「Pixel Buds」

米Googleは15日、イヤフォンの新製品「Pixel Buds」を発表した。2020年に米国で179ドルで発売する。ClearlyWhite、Oh So Orange、Quite Mint、Almost Blackの4色で展開する。

「Pixel Buds」

スマートフォンと連携、「Hey Google」と呼びかける事でGoogle Assistantを呼び出し、スマートフォンに触れずに様々な情報を得たり、音楽を楽しむ事が可能。ポッドキャストの再生、クイックテキストの送信、外国語の翻訳もできる。

2基のマイクを備え、ユーザーの声を補足、バックグラウンドの他の音を抑制する。顎骨の振動を介して音声を検出できる音声加速度計も搭載しており、ランニングやサイクリングなどの風の強い状況でもユーザーの声を認識できるという。

Bluetoothでスマホと接続するが、その接続距離が長くなった。屋内では3部屋、屋外ではサッカー場の端から端まで接続できるという。Bluetooth 4.0以上のノートPC、タブレット、iOSデバイスと簡単にペアリング可能。Pixelスマートフォンやその他のAndroid 6.0以降のデバイスでは、1回タップするだけでペアリングできる。

装着した事をPixel Budsが自動的に検出。タッチ操作が可能で、再生または一時停止するにはタップ、音量を調整するにはスワイプする。

イヤフォン単体では5時間の再生が可能。付属の充電ケースを使うと、最大24時間の利用が可能。汗や水に強く、雨の日や激しい運動でも使用できるとする。

パワフルなサウンドも実現。イヤーピースは外のノイズを遮断。高音質な再生ができるという。アダプティブサウンド機能も搭載。静かな環境から騒がしい環境に移動する時に、イヤフォンが音量を動的に調整してくれるため、音量を常に上げたり下げたりする必要はないという。