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Google、高音質化したスマートスピーカー「Nest Mini」、イヤフォン「Pixel Buds」を日本で披露

Googleは16日、日本で新ハードウェアの発表会を開催。新スマートフォンのPixel 4を披露すると共に、スマートスピーカーの「Google Nest Mini」、スマートディスプレイ「Google Nest Hub Max」、イヤフォンの「Pixel Buds」、無線LANルーターの「Nest Wifi」も紹介した。

Nest Miniは、Home Miniのハードウェア・ソフトウェアが進化した第二世代モデル。11月22日発売で、価格は6,050円(税込)。Googleストアや家電量販店などで販売する。イヤフォンのPixel Budsと無線LANルーター「Nest Wifi」は2020年に日本で発売予定。Nest Wifiの価格は18,150円から。

「Google Nest Mini」

Pixel 4とNest Hub Maxの詳細は、別記事で紹介している。

イヤフォンの「Pixel Buds」

Google Nest Mini

コンパクトなデザインを維持しながら、音質がよりパワフルになったという。第一世代と比べ、2倍強力な低音再生を実現(最大音量で60~100Hz帯でテストした場合)。

独自のオーディオ チューニング ソフトウェアにより、ハードウェアを最大限に生かし、「あらゆる音量のレベルでもクリアかつ自然なサウンドの再生を実現する」という。

音楽やニュースなどを聴いているときデバイスに手を近づけると、LEDライトが点灯。タップで音量調節ができる位置を示す。騒がしい場所での音声認識の検知性能も向上している。

Nest Miniを他のGoogleスマートスピーカーやディスプレイと接続し、家全体をつなぐサウンドシステムを構築することも可能。Google Homeアプリからデバイスのグループを作って管理できる。グループは、好みに応じていくつでも作成できる。

Google HomeとGoogle Nestのスマートスピーカーやディスプレイを使い、Google Duoも利用できるようになった。各デバイス同士で映像通話が可能。

Googleアシスタントを使って、タスクを管理したり、エンターテインメントを楽しんだり、対応している照明やエアコンなどの操作が可能。割り当て可能なリマインダー機能なども新しく追加し、より便利になったという。

サイズは直径98mm、高さが42mm。重量は181g。壁掛けにも対応する。

壁掛けにも対応する

Pixel Buds

Googleアシスタント対応のワイヤレスイヤフォン。スマートフォンを取り出さなくても、音楽の再生やリマインダーの設定のようなタスクがこなせる。

Pixel Buds

耳にフィットするデザインで、エクササイズ中でも使用できるという。タップやスワイプでの操作が可能。「パワフルなサウンドを楽しみながらも、周囲の様子を把握できる」とする。

さらに、周囲にあわせて音量を自動調整し、手動で何度も音量調節する必要が無くなるという「Adaptive Sound機能」を用意。搭載された2つのマイクが、ユーザーの声が聞こえやすくなるように周囲の音を打ち消す。

1回の充電で連続5時間の再生が可能。充電ケースを使うと24時間まで再生できる。ケースはワイヤレス充電に対応する。

Nest Wifi

家の隅々にまで常に安定した電波を供給できるという無線LANルーターが「Nest Wifi」。中継機として働く「Wifi 拡張ポイント」という製品もラインナップ。これらを1台ずつ設置すると、最大200の接続デバイスに対応できる十分な信号強度が得られ、複数の4K動画を一度にストリーミングできるとう。

左から「Wifi 拡張ポイント」、「Nest Wifi」
「Nest Wifi」

また、「Wifi 拡張ポイント」はGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカーとしても機能するのが特徴。音楽の再生や調べものなどに使うこともできる。

「シンプルに、ユニークに」

Google ハードウェア事業 パートナーシップビジネス統括の織井賢氏は、世界中の情報を整理し、世界中からアクセスできるようにするというGoogleの理念を紹介した上で、同社のハードウェアにもその精神は受け継がれ、「シンプルに、ユニークに作られている。ユニークさは、素晴らしいデザイン、Android OSやアプリなどのソフトウェア、それを包み込むように存在しているAIで構成されている」と説明。

ユーザーが意識せずにコンピューティングを活用できる事、テクノロジーがユーザーを中心とし、それに寄り添う大切さなども語り、新スマホのPixel 4や、Pixel Buds、Google Nest Hub Max、進化したGoogleアシスタントなどが、それを実現する魅力的な製品である事をアピールした。

Google ハードウェア事業 パートナーシップビジネス統括の織井賢氏