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VTuberやアイドルに会える「ハレスタ」池袋に。バイノーラルで声優ボイス体感
2019年11月1日 17:12
ドワンゴは、“リアルとバーチャルの融合”がテーマのサテライトスタジオ「ハレスタ」を、東京・Hareza池袋の東京建物Brillia HALL(豊島区東池袋1-19-1)に11月1日オープン。2日からのイベント開催を控えたスタジオの中を実際に見てきた。
ハレスタは、7月末で営業終了した六本木の「nicofarre(ニコファーレ)」や、池袋の「ニコニコ本社」などで培った技術やノウハウを継承しながら、池袋というエリアに合わせたイベントを発信する、マルチ配信対応のサテライトスタジオ。
敷地面積はスタジオのある1階が75.02m2、サブルームなどの2階が43.88m2。営業時間は9時～22時(時間外も相談可能)。2020年夏にグランドオープン予定の複合商業施設「Hareza池袋」を構成する、東京建物Brillia HALL内に、11月1日よりオープンした。
「リアルとネットと最新技術が融合したハイブリッドスタジオ」としており、VTuberが出演するライブ配信イベントや、アーティストのCDリリースイベントなど、リアル/バーチャルを問わず幅広いジャンルでの利用を想定。今後成長が期待されるアイドルや新人アーティストなどの発信の場としても活用を見込んでおり、「365日アイドルに会える」としている。
配信プラットフォームはniconicoに限定しないのも特徴。YouTubeや、SHOWROOM、Abema TVなどの配信形式に対応し、複数プラットフォームでのサイマル配信も可能。1媒体に1回線が用意されている。
1階のスタジオには、4×2.5m(幅×高さ)のLEDビジョンを用意。同スタジオの中で最も精細な2.6mmピッチのLEDを採用する。VTuberをLEDに映したり、ゲストを招いてイベント/配信ができるスペースとなっている。リモートカメラや、観客の様子まで映せる広角の小型カメラなども備えている。池袋にあったニコニコ本社ステージ(11.52m2)よりも広くなっている。
スタジオの外が観覧エリアとなっており、キャパシティは約70～100名。スタジオはカメラなどの機材に加え、バイノーラルマイクも設置。観客にワイヤレスヘッドフォンが手渡され、ゲストの声優が耳もとでささやいてくれるような体験も可能だという。
バイノーラルマイクを使ったイベントと同様のデモも実施された。声優ではないが“良い声のスタッフ”がマイクに近づいて「ありがとうございます」と話しかけたり、マイク部を触ったりすると、耳元でささやかれたり耳を触られているような感覚になる。好きな声優やアイドルだったら大興奮できそうだ。ヘッドフォンは2.4GHzワイヤレス受信に対応したもので、同時に複数人で楽しむことが可能。
施設レンタル料金(11月時点)は、A帯(10時～16時)が平日10万円/土日祝日12万円、B帯(16時～22時)が平日12万円/土日祝日14万円、1日利用は平日20万円/土日祝日25万円。その他、テクニカル管理スタッフ(4万円/1名)などのオプションを用意する。
建物の外側にも大型のLEDビジョンを用意。正面入り口は、250型/5.6×3.2m(幅×高さ)mで6.6mmピッチ。側面には1Fに8.6×5m(幅×高さ)、2Fに8.6×2.4m(同)のLEDウォールを用意する。動画広告や、イベント/番組の映像演出などに活用できるほか、スタジオで配信している番組のサテライト上映などにも利用可能。正面LEDでの広告などの上映料金目安は1日4万円をベースに、1週間は28万円、1カ月の場合は割安になるという。
2階は控室や、イベント/物販などに活用できるスペースを用意。アーティストが1階でライブ配信を行なった後、2階で握手会するといった時に活用できる。VTuberのモーション収録に利用可能な部屋も用意。人の動きをとらえるのに必要な2×2mの広さを確保できているという。
オープン翌日の11月2日(土)と3日(日)には、多数のゲストを招いたこけら落としの記念イベントを開催。人気声優や、2.5次元俳優、人気アイドルグループやVtuberなどが参加する。小林幸子、古谷徹、緑川光、小林裕介、高橋李依、内山夕実、電脳少女シロなど多数のゲストが出演。詳細はハレスタのイベントページで案内している。