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「地獄の黙示録 ファイナル・カット」IMAXで公開。"内臓揺さぶる"サウンド
2019年12月5日 08:00
公開から40周年となるフランシス・フォード・コッポラ監督による映画「地獄の黙示録」。劇場公開版より30分長い2001年の特別完全版をさらに再編集、新たにデジタル修復を施した「地獄の黙示録 ファイナル・カット」が'20年2月28日より全国IMAXシアターにて期間限定で上映される。これに先立ち、アメリカのグラフィック・デザイナー集団「MONDO」による新たなメインビジュアルが公開された。
「地獄の黙示録」は、ベトナム戦争の惨状をCGなしのリアルなタッチで描いた物語。マーロン・ブランド、マーティン・シーン、ロバート・デュヴァル、ローレンス・フィッシュバーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッパーほか、豪華キャストが出演し、カンヌ映画祭パルム・ドール、アカデミー賞撮影賞、音響賞を受賞。'80年代ベトナム戦争映画の先駆けとなった。
映像には撮影時のオリジナル・ネガフィルムを、音声には劇場公開版のプリントマスターを使用し、いずれにも独自のIMAX Digital Media Remastering技術によるデジタルリマスターが施されている。細部までくっきりと映し出される明るくクリアな映像や、ヘリコプター、投げ槍、ナパーム弾、爆発等での内臓を揺さぶる超低音で迫力あるサウンドなど、コッポラが長年望んでいた形での没入感や臨場感を実現できたという。
公開に先駆け、特報映像が解禁。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」にのせて、見応えある戦闘シーンが収められている。
「地獄の黙示録 ファイナル・カット」あらすじ
1960年代末、ベトナム戦争が激化する中、アメリカ陸軍のウィラード大尉は、軍上層部から特殊任務を命じられる。それは、カンボジア奥地のジャングルで、軍規を無視して自らの王国を築いているカーツ大佐を暗殺せよという指令だった。ウィラードは 4 人の部下と共に、哨戒艇でヌン川をさかのぼる。
「地獄の黙示録 ファイナル・カット」公開情報
出演:マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、ローレンス・フィッシュバーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッパー
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:ジョン・ミリアス、フランシス・フォード・コッポラ
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
編集:リチャード・マークス
音響デザイン:ウォルター・マーチ
音楽:カーマイン・コッポラ、フランシス・フォード・コッポラ
製作:フランシス・フォード・コッポラ
2019 年/アメリカ/182 分/カラー/スコープサイズ/PG-12
配給:KADOKAWA