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NHK、本番収録まで全て“会わずに”完成させた「テレワークドラマ」
2020年4月28日 14:31
NHKは、打ち合わせやリハーサル、本番収録も直接会わずに行なう“テレワークドラマ”を制作。「今だから、新作ドラマ作ってみました」と題し、NHK総合にて5月4日より全3作を順次放送する。
新型コロナウイルスの影響により、多くのドラマが当面の収録を見合わせている中、「こんな状況だからこそ、ホッとできる時間をドラマでお届けしたい!」としている。
ドラマは、満島真之介と前田亜季が出演する第1夜「心はホノルル、彼にはピーナツバター」、小日向文世と竹下景子が出演する第2夜「さよならMyWay!!!」、柴咲コウ、ムロツヨシ、高橋一生が出演する第3夜「転・コウ・生」の3作品。
- 第1夜「心はホノルル、彼にはピーナツバター」 5月4日 23時40分〜翌0時10分
- 第2夜「さよならMyWay!!!」 5月5日 23時15分〜23時45分
- 第3夜「転・コウ・生」 5月8日 23時40分〜翌0時10分
【放送スケジュール】
NHK総合
あらすじ
第1夜「心はホノルル、彼にはピーナツバター」
脚本:矢島弘一
婚約中の神林五郎(満島真之介)と森本千明(前田亜季)。
五郎の転勤のため目下遠距離恋愛中だ。折しもこの春予定していた人生最大のイベント、ハワイでの結婚式は開催が中止に。うまく事が運ばないイライラと会えない寂しさ…。
そんな思いを抱えながらも唯一の連絡手段となったビデオチャットで今日も二人のラブラブトークが始まる。ところが些細な行き違いから二人の隔たりが露わとなってまさかの破局にまで発展!?
第2夜「さよならMyWay!!!」
脚本:池谷雅夫
宍戸道男(小日向文世)は40年連れ添った妻・舞子(竹下景子)を脳卒中で失ったばかり。
それでも悲しみに耐えながら、自ら営む保険代理店の仕事を今日も真面目に誠実にこなしていた。その時、業務用のパソコンに一件のビデオ電話がかかってくる。画面の向こうにいるのは…。なんと死んだはずの舞子だった!
そして、さらに驚がくの展開が。画面越しに舞子が突き付けてきたのは離婚届! いったい妻は何のために幽霊となって道男の前に現れたのか…。
第3夜「転・コウ・生」
脚本:森下佳子
音楽:宮崎誠
外出自粛で家に閉じこもっていると、「あの人に会いたいな」という気持ちが募りますよね。するとなぜか、「会いたい」と思った人と魂が入れ替わる珍事が発生し・・・。
シバサキコウがむろつよしと入れ替わり、今度は、タカハシイッセイとも入れ替わって大混乱! 会いたいってこういうことじゃないんだ!
果たして3人は元の体に戻れるのか。抱腹絶倒のファンタジー・コメディー。
第3夜「転・コウ・生」 作:森下佳子さんコメント
非常時においてのアートやエンタテイメントの役割の一つは心のワクチンであることだと思ってます。
こんな中でもドラマを作ることに携われる、そんな幸運に恵まれましたからには、笑ったり、ほっこりできたり、少し優しい気持ちになれたり…… そんなドラマにしたいなぁと思っております。
お楽しみいただければ幸甚です。よろしくお願いします。
第3夜「転・コウ・生」 主演:柴咲コウさんコメント
最近、実は思考そのものが自分の認識する世界を作っているんじゃないか。
無意識のような私たちの「想い」が、この世界を作り上げているんじゃないか。
そんなことを考えるのです。想像すること、そして「何を想像するのか」がとても大切なのだと。相手を想うことから展開してゆくこのストーリー。
演者である我々の珍妙なやりとりと、垣間見える私生活をお楽しみください。