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8K 360度動画が撮影できる6.1万円の小型VRカメラ
2020年5月26日 15:30
三友は、KANDAO製360度8KVRカメラ「QooCam 8K」の日本国内での取り扱いを開始した。価格は61,000円。また、ライブストリーミング機能を強化した「QooCam 8K Enterprise」を夏に発売する。
1/1.7型センサーを搭載し、8KのVR動画・静止画を撮影できる。本体には2.4型タッチスクリーンを備え、プレビュー、パラメータの調整もリアルタイムに行なえる。夏に発売するQooCam 8K Enterpriseは、ライブストリーミング機能を強化。本体に有線LANポートを搭載し、PCを利用せずに8K360度でのライブ配信が可能になる。
8K 30fpsのVR動画が撮影できるほか、4K 120fpsの超スローモーション撮影にも対応。Kandao独自のAI Slow Motion技術を活用し、元の4K 120fpsから最大8倍のスローモーション動画にコンバートすることで、4K 960fpsの超スローモーション動画を生成するもできる。フォーマットはMP4。動画コーデックはH.264、H.265。
6軸ジャイロスコープ、内蔵のIMUセンサーや独自のアルゴリズムを使用しており、ジンバルがなくても滑らかなビデオを実現するという。山をトレッキングしたり、砂漠を走ったり、オフロードを自転車で走ったり、あらゆる高速なアクションでも、スムーズかつ安定した映像の撮影が可能とする。
静止画は8Kで撮影できるほか、12bitRAWに対応。SuperHDRモードを搭載し、同じ構図で撮影した複数枚のDNG写真をカメラ本体で合成し、16bitのJPG/DNG画像を出力。夜景や暗い室内などの撮影で発生するノイズを減らし、APS-C機レベルの画質に向上するという。
スマホアプリを利用することで、カメラから離れた場所でのリモート撮影や、撮影後の映像を素早く編集可能。360度ビデオを通常のビデオにリフレームできるほか、スローモーションなどのエフェクトを使用した360度パノラマ形式の出力も可能。編集では、Kandao独自のSmartClip機能も利用でき、10種類以上のテンプレートが用意されている。
PC用の編集ツール「QooCam Studio」も用意。映像をバッチ編集したり、AIスローモーション動画を生成するなど、様々な映像効果を出力できるという。
外形寸法は145×57×33mm(縦×横×厚さ)。重量は245g。内部ストレージは64GB。microSDカードスロットを備え、最大256GBまで対応する。そのほかWi-Fiに対応、USB-C端子を備える。