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名探偵ポアロ“史上最高傑作”。10月23日公開「ナイル殺人事件」特報

10月23日公開の映画「ナイル殺人事件」
(c)2020 20th Century Studios. All rights reserved

ウォルト・ディズニー・ジャパンは、名探偵ポアロシリーズの「ナイルに死す」を映画化した「ナイル殺人事件」を10月23日に公開する。それに先駆けて特報映像とティザーポスターが解禁された。

1937年に発表された原作「ナイルに死す」は、“ミステリーの女王”の異名を持つ作者のアガサ・クリスティが「旅行物のミステリーで史上最高傑作」と称したミステリー。2020年はアガサ・クリスティ生誕130周年、名探偵ポアロシリーズ出版100周年という節目で、前作「オリエント急行殺人事件」に続き、ケネス・ブラナー監督・主演のもとで映像化される。

舞台はエジプトのナイル川をめぐる豪華客船。突如起きた第一の殺人で、美しき大富豪の娘が被害者となってしまう。容疑者は、彼女の結婚を祝うために集まった乗客全員。ナイル川に浮かぶ船内という完全なる密室で起こった殺人事件に、ポアロは灰色の脳細胞をはたらかせ、事件の真相へと迫っていく。そしてこの事件は、多くの難事件を解決してきたポアロの人生をも大きく変える。

監督のケネス・ブラナーは主演も務め、「オリエント急行殺人事件」に続き主人公ポアロを演じる。ケネス・ブラナーは前作でポアロを演じた際、原作の長編33作と短編50作すべてを読破し、ベルギー訛りの英語も習得。トレードマークの口ひげも原作の描写どおりに再現するべく、数カ月かげて作り込むこだわりを見せたという。

美しき大富豪の娘リネットを演じるのは、映画「ワンダーウーマン」のガル・ガドット。夫のサイモン役には「ローン・レンジャー」や「君の名前で僕を呼んで」に出演したアーミー・ハマー、リネットの親友でサイモンの元婚約者ジャクリーンはドラマ「セックス・エデュケーション」で注目を集める女優エマ・マッキーが名を連ねる。

そのほか「ブラック・パンサー」のレティーシャ・ライトやアカデミー賞常連のアネット・ベニングなど、豪華キャストが集結した。

製作総指揮はマシュー・ジェンキンスとジェームズ・プリチャードが担当。製作にはケネス・ブラナーのほか、リドリー・スコットなども名を連ねた。脚本はマイケル・グリーン、配給はウォルト・ディズニー・ジャパン。

公開された特報映像は、ポアロの冷静沈着な語りで始まり、エジプトの名所であるアブシンベル神殿やナイル川など美しい景色を映した場面から一転、女性の悲鳴が響き渡り、第一の殺人が起こる様子が描かれている。

あわせて解禁となったティザーポスターは、ナイル川に浮かぶ豪華客船が描かれたもの。ピラミッドを背に夕焼けを浴びる姿や、客船の煙突から上がる赤黒い煙が、これから起こる悲劇を予感させる仕上がりになっている。

映画『ナイル殺人事件』日本版特報【禁断のミステリー・クルーズ編】10月23日(金)公開