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「ガルパン 最終章」第3話4D版舞台挨拶。「コーラ飲む余裕なんてないから」

舞台挨拶に登壇した面々
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

全国80館で上映中の映画「『ガールズ&パンツァー 最終章』第3話4D」の上映記念舞台挨拶が、10月9日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行なわれ、渕上舞や茅野愛衣、尾崎真実といったキャスト陣が登壇。第3話4Dを体験した感想を「あのね、疲れるよ(笑)」と明かしたほか、衝撃的な第3話エンディングから続く、第4話への期待なども語った。

舞台挨拶には、西住みほ役の渕上、武部沙織役の茅野、五十鈴華約の尾崎に加え、秋山優花里役の中上育実、冷泉麻子役の井口裕香と、あんこうチームの5人が登壇。またMCとして園みどり子役の井澤詩織が参加した。

時節柄、あんこうチーム5人のキャスト陣がファンの前に揃うのは久しぶりということもあり、メンバーも嬉しさを浮かべながら登壇の挨拶。中上は、会場に集まったファンはもちろん、ライブビューイングを楽しんでいる全国のガルパンファンの気持ちを代表して「ヒャッォォホウ! 最高だぜぇぇ!」の名セリフを披露して舞台挨拶をスタートさせた。

井澤詩織
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

ちなみに9年前の2012年10月9日はテレビシリーズ「ガールズ&パンツァー」放送開始日という記念の日であることが、MCの井澤から明かされると、「運命を感じる!」、「みんなで揃うことができて嬉しい!」と会場もメンバーも大盛り上がり。またあんこうチームが着用するパンツァージャケットもメンバーひとりひとりに合わせて採寸され、より動きやすいものに新調されたことも報告された。

4D版は戦車の動き、演出の激しさ表現、「コーラ飲む余裕なんてない」

そして、いよいよ話題は映画の内容に。事前に第3話の4Dを見た渕上、尾崎、中上に対し、未見の茅野、井口は「まだ観てないから、みんなに改めて良さを教えて欲しい」とオーダー。そこで、まずは4Dを体験済みのメンバーが感想を述べることに。

そこで渕上が「あのね、疲れるよ(笑)」と答えると、発言がマイナス過ぎるとツッコミが。そこで尾崎が「いい感じの振動でリラックス……できる?」と曖昧な言い方をすると「いやいや、リラックスはできないよ~」と渕上が改めて4D体験の激しさを振り返った。

中上育実
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

中上も「ダイナミックで凄かった。本当に飛ぶかと思った。あと、水しぶきとかいろいろ飛んでくるし」と、戦車の動きや演出の激しさを表現。一緒に4Dを体験した井澤も「コーラを持って観ようと思ったら、(渕上)舞ちゃんから“コーラを飲んでいる余裕なんてないからね”と言われて、本当になかった」と同意した。

茅野は「飲み物やポップコーンは持ち込んでも大丈夫なの?」と素朴な質問を投げかけると、中上は「大丈夫だけど、『ガルパン』は、戦車に乗っている間はずっと動いているから、飲んだりするタイミングを見つけるのが大変」と回答。尾崎も「第3話は特にその隙がなかった」と振り返った。

(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

本編シーンに関しては、渕上が「特に今回のお話は、戦車がジャンプして水辺に着地するようなシーンが何度か出てきたので激しかった」と語ると、「あの戦車が飛び上がってフワっと浮き上がる感覚も味わえて、“ヒャッォォホウ! 最高だぜぇぇ!”のシーンは本当に最高でした」(中上)、「実際に戦車が加速していくのを感じられた」(尾崎)と、戦車に乗っているのを疑似的に味わった印象的な体感の様子を語った。

続いては、「最終章」第3話に関して、完全ネタバレありでの感想へ。渕上は「悲しい終わり方でした……。あんこうチームの車長としては、そこが脳裏から離れないわけですよ。あの瞬間と、その前に雪の町に行くじゃないですか。雪って大洗女子学園としていい思い出がなくて。前回もみんなの士気が下がって悩むところでもあったわけですから。雪のシーンは過去の辛い思い出がフラッシュバックする感じがしました。雪だるまがこんなにも不気味に見えるとは思いもしませんでしたね。クリスマスっぽい華やいだ雰囲気があるのに、こんなにも先行き不安になる終わり方をするんだなというのは後を引くというか、早く次が楽しみになる、さすがの演出だなと思いましたね」と、ラストシーンまわりの見せ方に言及。

茅野愛衣
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

これを受けて、茅野も「第4話の始まりは夢オチであって欲しいと思う。“夢か”ってみぽりんに言って欲しい。“あんこうチーム、これで終了?”って感じで終わっているので、すごく続きが気になる第3話だったと思いましたね。次のことを考えてしまう終わり方だったから、どうやったら勝てるのかを考えてしまいます」と続けた。

第4話は「今までにない展開が待っているかも」

そして、話は第4話への期待について展開。井澤は「第3話の4Dを観た時に水島努監督が“あの終わり方は酷いよね。来週観ることができるならいいけど、しばらく観ることができないのにあの終わり方をするのは酷い(笑)”と仰っていて。だから、特報という形で予告を付けたそうです。ちょうど折り返しを迎えたわけだけど、みんなはどうなっていくと思いますか?」と登壇陣に質問を投げかける。

井口裕香
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

井口は「私は声優オタクなので中の人のパワーを感じてしまうんです。だって、ミカさんの声は能登麻美子さんだよ。敵わないって。圧倒的な声力だもの。だから、どうなるかわからないけど、能登さんにやられるなら本望だなと(笑)」と諦め発言。

尾崎真実
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

これにはメンバーから「諦めないで!」と声援も送られつつ、渕上が「白い魔女と共に能登さんも含めて倒してやるんだ。まあ、能登さん本人を倒すわけじゃないけど(笑)」とコメント。尾崎も「第4話は、みぽりんがもう指示を出すことができない状況だから、今までにない展開が待っているかも」と語れば、中上さんは「あのエルヴィンのDVDがここにきて役に立つのかも」と反応。それぞれが、みんなの力を結集して大洗女子学園に勝って欲しいと語った。

舞台挨拶の最後は、メンバーからファンへのメッセージが贈られ、井澤は「毎年言っているんですけど、こんなに長く愛される作品に関わることができて、そして今年もこうして皆さんにお会いすることができて、とても嬉しいなと思っています。そして、そろそろ私のジャケットも新調して欲しいなと思っているので(笑)、皆さんが応援してくれる限り、まだ何回か登壇するチャンスはあると思いますのでそれを狙っていきたいと思います」とコメント。

渕上舞
(C)GIRLS und PANZER Finale Projekt

最後に渕上は「我々もしばらく大洗にもなかなか足を運べていなかったり、イベントということで皆さんにお会いする機会はこうした状況の中で減ってしまいましたけれども、こうやって皆さんに楽しい時間を満喫してもらえているというのは、凄く凄く観ていて幸せな気持ちになりますし、私自身も4Dで体験させていただいて“凄く楽しいな”って実感することができました。これからもまだまだ『ガルパン』は続いていきますので、変わらぬ応援をいただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします」と締めくくった。