映像&LEDで世界観を再現できるディスプレイ付きフィギュア撮影ブース

ESTELLAS

Cerevoは、LEDとディスプレイを搭載したフィギュア展示・撮影ブース「ESTELLAS」を開発。2025年春頃に発売する。価格は未定だが、5万円以内を目標に開発中とのこと。

解像度1,280×1,024ドットの19型ディスプレイと、約1,677万色のフルカラーLED150個で構成されたライトバー2本がセットになったフィギュア展示・撮影ブース。フィギュアに合わせて、ディスプレイに画像や映像を映し、ライティングと合わせてフィギュアの魅力を引き出すとしている。

一般ユーザーのフィギュア展示・撮影用のほかにも、ディスプレイにPVを流して演出することでメーカーのPRや、「ワンダーフェスティバル」などのイベントのディーラー参加者が自身のブースでの展示で使用することなども想定している。

スマホアプリでの制御を想定しており、ディスプレイに映す画像/映像はスマホで用意し、本体へ転送。操作もスマホアプリ上で完結する予定とのこと。

2本のライトバーは、フルカラーで任意の色に設定可能。また、背景ディスプレイの色や表示に合わせてライトバーのカラーを自動で切り替える連携機能、LEDの発光部位を変更して光を当てる高さを変更できる機能、LED前面のパネルを開閉して光の絞り具合をコントロールし、被写体の一部のみに光を当てる絞り機能も搭載する。

土台部分は白と黒のリバーシブルで、フィギュアや背景のイメージに合わせて変更可能。展示用のクリアケースもオプションとして別途販売予定とのこと。

名称の「ESTELLAS」は、スペイン語で星を意味する「Estrella」と、フィギュアの晴れ舞台となる「テラス」、好きなフィギュアを「照らす」の言葉を合わせて命名したとする。

外形寸法は本体が410×430×330mm(幅×奥行き×高さ)、ライトバーが50×50×370mm(同)。

発表会では、現時点での試作機が展示。展示に使われているフィギュアはともに1/7スケールとなっている。1,280×1,024ドットという解像度ついては、当初4K解像度でも検証を行なったが、ディスプレイのサイズとの兼ね合いや、撮影時にはフィギュアにピントが当たるため、高解像でなくとも雰囲気を演出できることから、検証を重ねていくうちに現在の解像度に落ち着いたとのこと。

背景の映像に合わせてライトバーの色も変わる

7月28日に幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル2024夏」にて展示が行なわれるほか、要望やフィードバックに応じながら開発を進めていくという。