ソニー、BAイヤフォンにスマホ用リモコン付きモデル

-Xperiaを操作/通話。フルレンジ型は8,715円


フルレンジ1基にウーファを加えた「XBA-2VP」

 ソニーは、バランスド・アーマチュア(BA)ユニットを採用したカナル型(耳栓型)イヤフォンの新バリエーションモデルとして、Androidスマートフォンの操作が可能なマイク付きリモコンを備えた「XBA-1VP」と「XBA-2VP」の2モデルを4月21日に発売する。価格は「XBA-1VP」が8,715円、「XBA-2VP」が19,635円。

 同社のBAイヤフォンは、XBA-1SL、XBA-2SL、XBA-3SL、XBA-4SLの4モデルが既に発売されており、それぞれに型番末尾が「IP」となるiPhone/iPod/iPadに対応したマイク付きリモコンを追加したバージョンもラインナップされている。

 新たに発売される2モデルは、Androidのスマートフォンに対応してるのが特徴。ラインナップとしては、下から2機種で、上位のXBA-3SL、XBA-4SLに相当するモデルは用意されていない。

 リモコンは音楽の再生/停止だけでなく、通話や終話、ボリュームコントロール操作も可能。

フルレンジの「XBA-1VP」ケーブルの途中にマイク付きリモコンを備えている

 付属の変換ケーブルを使い、ドコモのXperia SO-01B/arc SO-01C/acro SO-02C/ray SO-03C/PLAY SO-01D、auのXperia acro IS11Sと接続可能。さらに、Xperia側の仕様変更により、12年春モデル以降は変換ケーブルを使わずに接続が可能。具体的には、ドコモのXperia NX SO-02D/acro HD SO-03D、auのacro IS12Sもサポートしている。

 マイク付きリモコン以外の仕様は従来モデルと同じ。2モデルに共通するのはBAユニットを採用した事で、「XBA-1VP」はフルレンジを1基、「XBA-2VP」はフルレンジ1基にウーファを加えている。

 ハウジングには異なる素材を内外に使用する事で、振動を抑える技術を採用。シングルユニットの「XBA-1VP」では、ユニットを固定する内部パーツに液晶ポリマーフィルムを使用。「XBA-2VP」ではマグネシウム合金を使用。この内部パーツと、外側にある制振ABS材を使ったパーツを組み合わせた「ダブルレイヤードハウジング構造」となっている。

 ケーブルはどちらも1.2mのY型。入力は4極のステレオミニ。重量は「XBA-1VP」が約3g、「XBA-2VP」が約6g。再生周波数帯域とインピーダンス、感度は「XBA-1VP」が5Hz~25kHz、16Ω、108dB。「XBA-2VP」が4Hz~25kHz、8Ω、108dB。


(2012年 4月 4日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]