ソニー、重低音特化のXBヘッドフォンを刷新
-ロック/POPS再生にも。新開発イヤーパッド
左から、MDR-XB900、MDR-XB400のブラック、XB600のゴールド |
ソニーは、重低音再生にこだわったイヤフォン/ヘッドフォン「EXTRA BASS」(XB)シリーズの新モデルとして、密閉型ヘッドフォン3機種を10月10日に発売する。価格は、50mm径ドライバ搭載の「MDR-XB900」が18,375円、40mmの「MDR-XB600」が8,715円、30mmの「MDR-XB400」が4,935円。
カラーバリエーションとして、XB600はブラックとゴールド。XB400がブラック、ホワイト、レッドの3色をラインナップする。
各モデルの主な仕様は以下の通り。
型番 | 仕様 | 価格 |
MDR-XB900 | 50mm径ドライバ 高耐入力3,000mW OFCボイスコイル スイーベル&折りたたみ機構 片出しセレーションケーブル | 18,375円 |
MDR-XB600 | 40mm径ドライバ スイーベル&折りたたみ機構 セレーションケーブル | 8,715円 |
MDR-XB400 | 30mm径ドライバ スイーベル セレーションケーブル | 4,935円 |
XB600のゴールド |
XBシリーズのヘッドフォンは、分厚い「キングサイズイヤークッション」がトレードマークで、クラブサウンドの重低音再生をメインにしたモデルだった。新モデルでは、従来の低音再生能力は維持しつつ、クラブサウンドだけでなく、ポップスやロックも楽しめるような、キレのある中高域をバランス良く再生できることを目指して開発。デザインもそれに合わせたものに変更された。従来のXBシリーズのユーザーから寄せられた、音漏れや携帯性に対する改善も施されている。
3機種に共通する特長は、新開発の「アドバンスド・ダイレクト・バイブ・ストラクチャー」を採用している事。イヤフォンのXBシリーズにも使われている技術で、ドライバーユニットから鼓膜までの気密を高めるために、振動板前面の容積が最適化。重低音の立ち上がりを向上させるというもの。
XB900 | XB600のブラック | XB600のゴールド |
XB400のブラック | XB400のホワイト | XB400のレッド |
新開発のシームレスイヤーパッド |
オンイヤータイプの製品だが、新開発のシームレスイヤーパッドを採用。通常のオンイヤータイプよりも分厚いパッドで、耳との接触面積を増やし、高い密着性を実現。低反発ウレタンフォームを伸縮性の高いレザーで覆うことで、耳との接触面に縫い目を無くし、装着時の快適さと、高い気密性も実現したという。
ハウジング部は密閉型で、フラットにできる。また、XB400以外の機種は、ヘッドアームに向かって、内側にハウジングを折りたたむ事もでき、よりコンパクトに収納できる。
ケーブルは、表面に細かい溝を設けたセレーションタイプで、絡みにくくなっている。長さは3機種とも1.2m。再生周波数帯域とインピーダンスは、XB900が3Hz~28kHzで24Ω、XB600が4Hz~24kHzで40Ω、XB400が5Hz~22kHzで24Ω。重量はXB900が約290g、XB600が約220g、XB400が約150g。入力は3機種ともL型のステレオミニ。
(2012年 8月 27日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]