ニュース

ドコモのスマホ'15年夏モデル。見るだけでロック解除のARROWS NXなど6機種

 NTTドコモは、2015夏モデルのラインアップとして、スマートフォン6機種とタブレット2機種を発表した。スマートフォンは「Xperia Z4 SO-03G」や「AQUOS ZETA SH-03G」など。タブレットは「AQUOS PAD SH-05G」と「Xperia Z4 Tablet SO-05G」。

NTTドコモの2015夏モデル ラインアップ

 なお、XperiaのZ4、A4、Z4タブレットについては別記事で紹介している。ここでは、それ以外のモデルの特徴を、AV関連機能を中心に紹介する。

 いずれのモデルもOSにはAndroid 5.0を採用。「ARROWS NX F-04G」、「AQUOS ZETA SH-03G」、「Disney Mobile on docomo DM-01G」、「Xperia Z4 SO-03G」はワンセグ/フルセグ対応チューナを搭載し、録画も可能。「Xperia A4 SO-04G」はワンセグのみ対応、「AQUOS EVER SH-04G」はTVチューナを搭載していない。タブレットの「AQUOS PAD SH-05G」と「Xperia Z4 Tablet SO-05G」は、どちらもワンセグ/フルセグ対応チューナを搭載し、録画もサポートする。

モデル名製造メーカーディスプレイ発売時期
ARROWS
NX F-04G
富士通5.2型
TFT液晶
1,440×2,560
5月下旬
AQUOS ZETA
SH-03G
シャープ5.5型
IGZO液晶
1,080×1,920
5月下旬
Disney mobile
on docomo
DM-01G
LG5.2型
TFT液晶
1,080×1,920
5月下旬
Xperia
Z4 SO-03G
ソニーモバイル5.2型
トリルミナス
ディスプレイ
1,080×1,920
6月中旬
AQUOS EVER
SH-04G
シャープ5.0型
TFT液晶
720×1,280
6月中旬
Xperia A4
SO-04G
ソニーモバイル4.6型
TFT
トリルミナス
ディスプレイ
720×1,280
6月中旬
AQUOS PAD
SH-05G
シャープ7.0型
IGZO液晶
1,200×1,920
7月中旬
Xperia Z4 Tablet
SO-05G
ソニーモバイル10.1型
トリルミナス
ディスプレイ
2,560×1,600
7月下旬

ARROWS NX F-04G

 スマートフォンで世界初という、虹彩認証機能「Iris Passport」を搭載しているのが特徴。虹彩とは、人間の目の瞳孔のまわりの事で、そこをカメラで読み取る事でユーザーを認証。「タッチでON」機能と組み合わせる事で、スマートフォンを手に取り、画面を見るだけでロック解除ができる。認証するたびに虹彩情報を追加するため、精度が向上するという。

 WebサイトやアプリへのログインIDやパスワードも、虹彩認証で自動入力可能。docomo IDのログインにも利用できる。

ARROWS NX F-04G Black
White
Iris Green

 ディスプレイは5.2型のIPS液晶で、解像度は1,440×2,560ドット。カメラは有効2,150万画素の裏面照射積層型CMOSを採用。高速AFに加え、撮影後のイメージを確認しながらHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影ができる「リアルタイムHDR」も可能。内側のカメラは約240万画素で、裏面照射型。

 4K動画撮影にも対応。MHL 3.0を用いて、動画を対応テレビに表示する事もできる。カラーはIris Green、Black、White。防水・防塵機能も備えている。外形寸法は約146×70×8.8mm(縦×横×厚さ)で、重量は約155g。

ARROWS NX F-04G
虹彩認証機能「Iris Passport」を搭載
発表会では俳優の堤真一さんが虹彩認証機能のデモを行なった

AQUOS ZETA SH-03G

 5.5型、1,080×1,920ドットのIGZO液晶を採用。スタミナを重視し、長時間の利用が可能。EDGESTのスリムなフレームを採用し、片手操作をアシストする「ワンハンドアシスト」機能も用いて、5.5型の大画面ながら使いやすいとする。

AQUOS ZETA SH-03G

 カメラ機能では、FWVGA解像度で秒間2,100枚のスーパースロー撮影が可能。「一瞬を映画のアクションシーンのように楽しめる」という。フルHD解像度でも、1,200fpsのスロー撮影が可能。タイムラプス撮影にも対応している。

 リコーイメージングの単焦点デジタルカメラ、GRシリーズの開発メンバーによる画質改善認証プログラム「GR certified」を取得。光学式手ブレ補正や様々な撮影サポート機能も備えている。カメラは、有効1,310万画素の裏面照射型CMOS、内側カメラは有効210万画素の裏面照射型CMOS。

 感情豊かにユーザーに話しかける「エモパー」機能も進化。使う人に合った話題を選んで話しかけたり、声に反応したり、イヤフォンを使って外で会話する事も可能になった。カラーはRed、White、Black。防水機能は備えているが、防塵には対応していない。外形寸法は約141×76×8.3mm(縦×横×厚さ)で、重量は約150g。

AQUOS ZETA SH-03G
リコーイメージングによる「GR certified」を取得した有効1,310万画素カメラ

Disney mobile on docomo DM-01G

 スワロフスキー・クリスタルのストーンを施した「ミッキーウインドウカバー」を同梱。ミッキーマウス型のウインドウが、スマホの動作に合わせて光るのが特徴。外形寸法は約144×74×9.6mm(縦×横×厚さ)で、重量は約149g。

ディズニー・モバイル DM-01G

 「ディズニーウィンドウセッティング」という機能で、5つのキャラクターから1つを選ぶと、ウィンドウに表示するアプリやライブ壁紙、ロック画面、着信音などを一括してそのキャラクターをモチーフにしたものに着せ替え可能。

 2015年春公開のディズニー映画「シンデレラ」のガラスの靴が描かれたライブ壁紙も用意。20時以降になると、シンデレラのストーリーの印象的なシーンがガラスの靴に投影される。

 ディスプレイは5.2液晶で、解像度はフルHD。ディズニーマーケットに無料登録をすると、デコメきせかえ、ゲームなどが楽しめる。

 カメラは有効1,320万画素で、裏面照射型CMOSを採用。内側のカメラは約240万画素。防水防塵機能も備えている。

Disney mobile on docomo DM-01G
ミッキーウインドウカバーを装着したモデルも展示されていた

AQUOS EVER SH-04G

 5型、720×1,280ドットの液晶ディスプレイを搭載。新開発のバックライトとカラーフィルタ「S-PureLED」を採用。光の3原色全ての再現性が向上しており、「これまで表現が難しかった微妙な色味もより深く、より鮮やかに表示する」としている。

AQUOS EVER SH-04G

 バッテリの消費に関する項目をまとめて省エネ設定にできる「エコ技」機能を備え、電池持ちに注力。防水機能も備えており、水回りや雨の中でも利用可能。カラーはホワイト、ブラック、ピンク、ゴールドの4色。

 カメラは有効約1,310万画素の裏面照射型CMOS。薄暗い場所でも撮影できる「NightCatch」や、構図をサポートする「フレーミングアドバイザー」などの機能も搭載。タイムラプス撮影も可能。内側のカメラは約210万画素。外形寸法は約133×71×9.7mm(縦×横×厚さ)で、重量は約139g。

AQUOS EVER SH-04G
標準のカメラアプリでタイムラプス撮影が可能

タブレットの「AQUOS PAD SH-05G」

 7型、IGZO液晶ディスプレイを採用したタブレット。解像度は1,200×1,920ドット。内蔵メモリは2GB、ストレージメモリは32GB。128GBまで利用できるmicroSDXCカードも装備している。バックライトは赤色を忠実に再現できるという「PureLED」を採用する。

AQUOS PAD SH-05G

 防水・防塵機能も用意。外形寸法は約174×105×8mm(幅×奥行き×高さ)。重量は未定。カメラは外側が有効800万画素の裏面照射型CMOS、内側が有効約210万画素のCMOS。

 SH-06と連携するためのアプリ「PASSNOW」を搭載。スマホへの着信をタブレットで確認したり、タブレットに届いた通知をスマホに表示させるといった事が可能。スマホで撮影した写真をタブレットの大画面に表示する事もできる。

AQUOS PAD SH-05G
SH-06連携用アプリ「PASSNOW」を搭載

(山崎健太郎)