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ソニーがゴーストを捕獲できる「プロトンパック」開発成功? 平井社長「WOW」

 ソニーは4月1日、ゴーストなど異次元の物体を捕獲できる「プロトンパック」の開発に成功。捕獲だけでなく、4Kプロジェクタでの投写、BRAVIAやXperiaなどにワイヤレス転送してシェアする事も可能。国内では8月19日に展開予定。開発成功にあたり、社長 兼 CEOの平井一夫氏は「ソニーのミッションにおいて非常に重要な『WOW』をまさしく体現するもの」とコメントを発表している。

左が開発された「プロトンパック」、右は使用イメージ

 本日4月1日はエイプリルフールである。関連は不明だが、AV Watch編集部が調べたところ、80年代にヒットした「ゴーストバスターズ」のリメイク版映画も同日の8月19日から劇場公開される。配給はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント。

プロトンを加速させゴーストを捕獲

異次元の物体を捕獲できる「プロトンパック」

 小型超伝導加速装置を搭載し、水素プラズマ細胞から抽出されるプロトン(陽子)の動きを加速させることでゴーストを捕獲するという。バックパック本体は6.66kgで、利用者の背中に自動的に貼り付き、心霊体によるノイズ反響も低減する。

 開発期間は30年以上。ソニーのエンジニアと、原子力および軍需技術の専門家であるジリアン・ホルツマン氏によって共同開発された。彼女は何故かリメイク版のゴーストバスターズにも出演している。

ソニーのエンジニアと共に開発に携わった、原子力および軍需技術の専門家であるジリアン・ホルツマン氏

 ソニー製品に搭載されている技術が活用されており、XperiaスマートフォンのSTAMINAモードを用いてロングバッテリを実現。サイバーショットのRXシリーズに採用されているスーパースローモーション機能により、毎秒960フレームの高速動画撮影を行ない、被写体の動きを正確に記録する。

 4K超短焦点プロジェクタも内蔵しており、捕獲した物体をリアルタイムで投写。NFCにも対応しており、BRAVIAやXperiaなどのソニー製品にワイヤレスで接続し、捕獲物体を閲覧・転送・シェアしたり、画像をキャプチャして編集することも可能。プロトンパックは、防水・防スライム機能も備えている。

 開発の成功にあたり、社長 兼 CEO 平井一夫氏は、「プロトンパックの完成は、コロンビア大学のスペングラー博士が開発に着手して以来、世界の名だたる技術者にとって長らくの夢でした。今回の偉業は、常にイノベーションを追求し続けるソニーの姿勢を示したものであり、また、私たちソニーのミッションにおいて非常に重要な『WOW』をまさしく体現するもの」とコメントしている。

左のメガネの男性が、コロンビア大学のスペングラー博士

 「プロトンパック」開発成功が本当ならば、お化け屋敷が苦手な人には朗報だが、残念ながら本日4月1日はエイプリルフール。ソニーがリメイク版「ゴーストバスターズ」の8月19日公開に絡め、日本を含めてグローバルで仕掛けるエイプリルフール企画であり、そこに、本物の平井社長も乗っかったカタチだ。

(山崎健太郎)