バンダイビジュアル会員のBlu-ray再生機は57%がPS3

-劇場版「エウレカ」も対応するBD-Live経験者は5%


6月24日発表

Blu-ray 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 限定版
(C)2009 BONES/Project EUREKA MOVIE
 バンダイビジュアル株式会社は、映画「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」を6月26日にBlu-ray/DVD/UMDビデオで発売する事に伴い、Blu-ray Discに関するユーザー環境調査を実施。BD視聴機の57%がPLAYSTATION 3(PS3)、BD-Liveの使用経験者は5%といった結果が出ている。

 劇場版「エウレカ」に合わせて調査が行なわれたのは、同作品のBD版が、国内のアニメとしては初めて、BD-Liveに対応しており、映画の舞台挨拶やキャストコメントなどが特典映像としてネット配信されるため。6月26日には劇場来場者向けのキャストコメントとテアトルタイムズスクエアの舞台挨拶、7月10日にはテアトル新宿での舞台挨拶、7月24日にはソフト収録のメイキングに使われていないキャストコメント集が配信される。

 アンケート調査は4月末に実施。バンダイビジュアルの商品購入者で、同社の“エモーションファミリークラブ”のPC、携帯登録者を対象に行なわれた。有効回答数は1,793人で、年齢は50代が1%、40代が18%、30代が47%、20代が30%、10代が4%。

所有しているBD再生機器のアンケート結果(出典:バンダイビジュアル)
 「所有しているBD再生機器」の質問では、57%がPS3という結果になった。内訳はPS3単体が36%、「PS3とレコーダ」が11%、「PS3とPC」が5%、「PS3とレコーダとPC」が4%など。一方、「BDレコーダのみ」は12%、「レコーダとPC」が2%などとなっている。

 PS3の所有率が高い理由を、同社は「アニメとゲームの親和性が高いため」と分析。「最も低価格なPS3が、今後も初めてBDを購入するエントリー層の導入機器になる」と予想している。

 再生機器のネット接続率は69%。その内、PS3が88%と大半を占め、レコーダは6%、BDプレーヤーは1%にとどまっている。同社はPS3のネット接続率の高さを「SCEの配信サービスの利用が目的」と見ている。

 BD-Liveの認知度は、「知っている」が29%、「名前は聞いたことがある」が23%。「よく知らない」が43%、「わからない」が5%と、約半数が認知している状態。しかし、使用経験では、95%が「一度もない」と答え、利用者は5%と低い結果になった。同社では「国内で対応しているBD-Liveは洋画作品のみでタイトル数も少ないため」と分析している。



(2009年 6月 24日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]