富士通セミ、マルチメディア放送対応地デジチューナ

MB86A35

　富士通セミコンダクターは、携帯電話やパソコン、テレビ、STBなどに搭載する地上デジタルチューナモジュールなど6製品を4月より順次発売する。「MB86A35」は、アナログ停波後の周波数を利用して実施される「マルチメディア放送」に対応した業界初のモジュールになる。

　日本だけでなく、南米など海外での採用国が拡大しているISDB-T方式のマルチバンド帯域などに対応したチューナ関連製品をラインナップ。MB86A35は業界初のマルチメディア放送(ISDB-Tmm)対応チューナとなるほか、ISDB-Tのワンセグ/フルセグやデジタルラジオ(ISDB-Tab)、欧州地デジ(DVB-T)、緊急警報放送対応、6/7/8MHzマルチバンド対応などを実現している。

　そのほか、海外ワンセグ携帯に対応する「MB86A29M」、業界最小のワンセグモジュール「MB86A30V」、車載向けの4ダイバーシティチューナモジュール「MB86A51」、OFDM LSI「MB86A22」、HDデコーダLSI「MB86H615」などを順次発売する。

　日本だけでなく海外のISDB-T採用諸国に向けての販売し、6品種合計で2013年度までに300億円の販売を目指す。

MB86A51	MB86A22	MB86H615