TVバンク、Android向け「ビデオストア」をリニューアル

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　TVバンクは、Androidスマートフォンやタブレット向けに展開している動画配信サービス「ビデオストア」のアプリを12月2日にバージョンアップ。サービス自体もリニューアルした。HD動画の配信に対応するほか、SNSとの連携、UIのデザイン変更などが行なわれる。さらに、課金方法が従来のポイント課金から、月額ポイント制に変更される。

　ビデオストアを利用するためのアプリは、Android Marketやau oneマーケットから無償でダウンロード可能(SoftBankの一部端末にはプリインストールされている)。アニメの第1話や番宣、予告など、無料で見られる動画も用意しているが、有料のポイントを使い、コンテンツの視聴権を購入するサービス(1ポイント=1円)が基本となる。動画はダウンロードしてから再生するか、プログレッシブダウンロード再生が可能(3Gと無線LANの両対応)。ダウンロードした動画は7日間保存され、保存期限が過ぎると自動削除される。

　従来は、ユーザーがポイントを購入してコンテンツを視聴しており、月額利用料などは無かったが、リニューアル後は月額500円となり、500ポイントが付与される。また、会員登録をすると、サービスポイントとして50ポイントも追加され、合計550ポイントが得られる。このポイントを使い、映像の視聴権を購入する。ポイントが無くなった場合は、追加で350～10,000ポイントを購入する事も可能。月額料金を支払わず、ポイントのみを買うプランは用意されていない。

ポイント購入画面	コンテンツ選択画面。HD動画が用意されているものには「HD」アイコンがついている

　コンテンツ側のリニューアルとして、HD動画を用意。解像度は1,024×768ドット（4:3）、1,024×576ドット（16:9）で、ビットレートは2Mbpsと4Mbpsのタイプがある。従来のSD解像度である640×480ドット（4:3）、640×360ドット（16:9）の768kbps動画も用意。クオリティが選択できる。コーデックはいずれもMPEG-4 AVC/H.264、ファイル形式はMP4、フレームレートは最大30fps。独自仕様のDRMを採用している。

　なお、HD動画をダウンロード&視聴するためには、月額105円の「HD動画オプション」に加入する必要がある。加入すると、そのタイトルにHD解像度のファイルが用意されている場合、HD動画を選択できる。HD動画オプションに加入していないとダウンロードはできない。SD動画とHD動画でコンテンツの価格に違いは無い。

　アプリ自体はAndroid 2.2以上に対応しているが、HD動画は3.0以上の端末から利用可能。HDMI出力機能を備えた端末の場合、HDMI経由でテレビなどに出力する事もできる。

ダウンロード中の画面

　バージョンアップにより、アプリのGUIも刷新。従来は常時表示されていた「おすすめ」などのメニューアイコンが、画面上部のメニューアイコンの中に格納されるようになり、メニューアイコンを押すと「おすすめ」、「カテゴリ」、「ランキング」、「購入ビデオ」といったメニューアイコンが並ぶようになった。

　さらに、ダウンロード済のコンテンツ数と、ダウンロード中・予約中のコンテンツ数を上部のバーに表示するようになり、ダウンロード状況やメモリ容量の残量などがわかりやすくなったという。

　また、タブレット向けにも最適化された横画面対応のUIも用意。コンテンツの写真を大きく表示できるほか、人気作品の一覧表示などの視認性も向上したという。

　SNSのFacebookとも連動。Facebook内のビデオストアファンページに各番組の項目を設けたほか、アプリ内の番組紹介ページに「いいね!」ボタンを設置。「いいね!」の数を集計し、ランキングとして提供するサービスも行なう。今後はFacebookを活用し、ジャンル別に人気のあるコンテンツの紹介や、イベントなどを知らせる特集も検討されている。

UIを刷新。必要な時に上からメニューを表示させるようになった	Facebookとの連携機能も備えた

　また、内容は番組紹介のみだが、Webブラウザから閲覧できるビデオストアサイトも用意。Facebookなどで話題に上ったコンテンツを、PCユーザーが確認できるようになっている。

　主な配信コンテンツと視聴ポイントは以下のとおり。