AV Watchアワード

TCLスーパー量子ドットテレビは驚異の5400nits超え!!~測定データすべて見せます「C8L」編

TCLの4K液晶テレビ「65C8L」

“読者に本当にオススメしたい、いま最も優れたモデル”を選ぶテレビNo.1グランプリ「AV Watchアワード」。今年も、テレビメーカー7社から全11モデルの液晶テレビ・有機ELテレビを集め、横並びでの比較視聴とデータ測定を行ないました。

今週金曜30日の「液晶テレビ大賞」および「有機ELテレビ大賞」発表に先立ち、比較視聴を実施した全11モデルの測定データを順次公開します。

今回採り上げるのは、TCLの4K液晶テレビ「C8L」シリーズ。同社が積極的に展開するスーパー量子ドット技術を搭載した“SQDミニLEDテレビ”のメインストリームモデルです。

サイズラインナップと市場想定価格は、98型が100万円前後、85型が60万円前後、75型が45万円前後、65型が35万円前後、55型が26万円前後。本アワードでは、65型モデルで各種測定と審査を行ないました。

測定データ 掲載スケジュール
※データは全て65型で統一
※TVS REGZA「X990S」「Z990S」、ソニー「BRAVIA 8 II」は試作機を使用しています
メーカーモデル名掲載日
TVS REGZA 有機EL「X990S」10月23日
パナソニック 有機EL「Z95C」
LG 有機EL「G6」
シャープ 有機EL「S9A」10月26日
ソニー 量子ドット有機EL「BRAVIA 8 II」
TVS REGZA ミニLED液晶「Z990S」10月27日
パナソニック ミニLED液晶「W97C」
TCLSQDミニLED液晶「C8L」10月28日
シャープSQDミニLED液晶「X9A」
ハイセンスRGBミニLED液晶「RGB UXS」10月29日
ソニーRGBミニLED液晶「BRAVIA 9 II」

マスターモニターとの比較動画、および消費電力値

4KブルーレイのHDR映像(1,000nits/24p)を、TCLの4K液晶テレビ「65C8L」(左、映像モードは「FILMMAKER MODE」)と、ソニーのマスターモニター「BVM-HX3110」(右)に同時に表示し、ミラーレスカメラで4K/HDR収録した映像です。左下の電光表示は、テレビの消費電力数値です。

※鑑賞時は、HDR対応のテレビ、PC、スマートフォンなどを使用してください。SDR環境では、正しく表示されません。
推奨設定:ガンマ/HDR10、色域/BT.2020、色温度/D65

ディスプレイ性能

映像モード「インテリジェント」(SDR)

映像モード「インテリジェント」(デフォルト時)における、Calman Ultimateでの測定結果
ターゲットは「白色点:D93」「カラースペース:Rec.709」「ガンマ:2.2」

映像モード「FILMMAKER MODE」(HDR)

映像モード「FILMMAKER MODE」(デフォルト時)における、Calman Ultimateでの測定結果
ターゲットは「白色点:D65」「カラースペース:BT.2020」「EOTF:SMPTE 2084(PQ)」

グレースケールΔE値(平均)

映像モードC8L
(26年モデル)
C8K
(25年モデル)
C855
(24年モデル)
FILMMAKER MODE(HDR)
ΔE値
24年は「動画」モード
3.464.36

HDRピーク輝度

映像モードC8L
(26年モデル)
C8K
(25年モデル)
C855
(24年モデル)
FILMMAKER MODE(HDR)
10%輝度
24年は「動画」モード
3,459cd/m23,127cd/m21,965cd/m2

輝度変化

ウィンドウサイズによる輝度変化のグラフ。映像モード「ダイナミック」(HDR)時
ウィンドウサイズ「ダイナミック」(HDR)時のピーク輝度
1%3,081cd/m2
2%4,496cd/m2
5%5,424cd/m2
10%3,748cd/m2
25%2,265cd/m2
50%1,304cd/m2
75%914cd/m2
100%679cd/m2

映り込み

入力遅延

映像モード
「ゲーム」
C8L
(26年モデル)
C8K
(25年モデル)
C855
(24年モデル)
4K60pゲームマスター
自動 1.9ms
オン 1.9ms
ゲームマスター
オフ 9.2ms
オン 9.2ms
12.1ms
2K120pゲームマスター
自動 1.3ms
オン 1.2ms
ゲームマスター
オフ 0.8ms
オン 0.9ms
1.3ms

画素構造

カラースペクトラム

色域

映像モード「ダイナミック」時の色域
モードBT.2020
1931カバー率
BT.2020
1976カバー率
ダイナミック86.84%90.88%

HDMI仕様

HDMI入力信号C8L
(26年モデル)
C8K
(25年モデル)
C855
(24年モデル)
4K120fps〇〇〇
4K144fps〇〇〇
4K165fpsーーー
HDMI全端子 2.1対応〇ーー
ゲーム用HDR10〇〇〇
ゲーム用Dolby Vision〇〇〇
4K50Hz〇〇〇
1440p〇〇〇
非圧縮ステレオ〇〇〇
非圧縮5.1chーー〇
非圧縮7.1chーー〇
ドルビーデジタル〇〇〇
DTS〇〇〇
Dolby Atmos〇〇〇
DTS:X〇〇〇
ARC ハイレゾ伝送ーーー
その他C8L
(26年モデル)
C8K
(25年モデル)
C855
(24年モデル)
電源ケーブル着脱〇〇〇
スイーベルスタンドーーー
測定について
  • パネル性能の測定には、キャリブレーションサービスを行なっている株式会社エディピットに協力を依頼した。テレビのキャリブレーションは行なっていない
  • テレビの「シネマ/映画系」モード、「おまかせ系(無い場合は標準)」モードを中心に測定。なお、輝度と色域に関しては、より高い数値を得るために「ダイナミック/あざやか系」モードを測定している
  • パターンジェネレータから、SDR信号とHDR信号をテレビに入力。カラースペース(BT.2020)、ガンマ/EOTF、RGBバランス、色精度(デルタE)、10% Window(ピーク輝度)、100% Window(全白輝度)を、ソフトウェア「Calman Ultimate」で測定した
  • 測定にはコニカミノルタ「CA-410」、Colorimetry Research「CR-250RH」を併用した
  • 測定環境は全暗。テレビは全モデル、工場出荷時にするため一度初期化した後、センサー系の機能のみ全てオフに変更。映像のパラメータを含むそのほかのメニューは触らずに、初期設定(メーカーのデフォルト値)で測定した
  • 測定と審査を8月下旬に行なった都合上、TVS REGZA「X990S」「Z990S」、ソニー「BRAVIA 8 II」の3機種に関しては量産前の試作機を使用した
  • 測定は何度か実施し、最も良い数値をセレクトした
  • 測定値で異常が見られた場合は、機器の状態や設定、接続などを見直し、テレビやPC、ジェネレータの再起動などを実施した。それでも変化が見られない場合は、メーカーに問い合わせを行なっている
阿部邦弘