ソニー、シンプル操作のBD/HDD録画対応「BRAVIA」
-32/40/46型のHX65Rシリーズ。14万円~
KDL-40HX65R |
ソニーは、Blu-ray/HDDレコーダー体型の録画対応テレビ「BRAVIA HX65Rシリーズ」3モデルを4月20日より発売する。32/40/46型の3モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は32型の「KDL-32HX65R」が14万円前後、40型の「KDL-40HX65R」が16万円前後、46型の「KDL-46HX65R」が23万円前後。
Blu-ray/HDD録画機能を搭載した録画テレビで、「一体化によるシンプルな操作性」を訴求する。全モデル1,920×1,080ドットのフルHD倍速パネルを採用。バックライトはエッジ型のLEDで、残像低減技術「モーションフローXR240」も搭載している。映像エンジンはX-Realityと同社レコーダで採用しているCREAS 4を内蔵し、画質向上を図っている。明るさセンサーも装備する。
500GB HDDとBlu-ray Discドライブを搭載。Blu-ray 3Dの再生も可能だが、別売の3Dメガネ「TDG-BR750(実売8,000円)」などが必要となる。
KDL-46HX65R | KDL-40HX65R | KDL-32HX65R |
チューナは地上/BS/110度CSデジタルを2系統で、2番組の同時録画が可能。また、AVCエンコーダーを搭載し、最長11倍の長時間録画に対応、2番組同時のAVC長時間録画も行なえる。おまかせ・まる録や、録画番組に自動でチャプタ付与し、CMスキップできる「おまかせ自動チャプター」などにも対応している。また、2番組同時録画中でもBDビデオが再生できるなど、録画/再生のマルチタスク性能も両立させている。
また、USB HDDも接続可能で、HDD容量を拡張できる。内蔵HDDとUSB HDD間のダビングも可能。USBはHDD用とビデオカメラなどの取り込み用、Wi-Fi専用の3種類を備えており、USB接続したビデオカメラやデジタルカメラの動画や写真をHDD内に取り込める。AVCHD 3D/Progressiveの取り込みも可能。さらに、外部入力録画にも対応し、接続したビデオカメラなどのアナログ出力映像をHX65Rの内蔵HDDに録画できる。
PSPやウォークマン、携帯電話、nav-u向けのAVC番組を同時記録し、高速に転送できる「おでかけ転送」にも対応。映像取り込みやおでかけ転送の専用ボタンも備えている。
側面。BDドライブとUSB端子などを向かって右側面に集約した | おでかけ転送や取り込み用のボタンも |
なお、2010年発売の「BRAVIA HX80R」では取り込み用のUSBを向かって左側面に、BDドライブは右側面に備えていたため、ビデオカメラの映像取込からBDダビングを行なう場合は、カメラを左側に接続したあと、右側のBDドライブを操作する必要があったが、HX65Rでは右側面に集約。使い勝手の改善を図っている。
スピーカーは10W×2chで、「S-Forceフロントサラウンド3D」に対応。入力端子はHDMI×3、D5×1、ビデオ入力×1、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1。光デジタル音声出力×1やヘッドフォン出力も装備する。
Ethernetを装備するほか、別売USB無線LANクライアント「UWA-BR100」を追加することで、無線LANにも対応する。
ネットワーク機能も強化しているが、HX850/HX750のようなSEN(Sony Entertainment Network)ではなく、ビデオ配信関連のVideo UnlimtedやYouTubeやHulu、テレビドガッチ(6月以降)、日本経済新聞映像ニュースなどに限定される。
DTCP-IP/DLNAのサーバー/クライアント「ソニールームリンク」にも対応。HX65Rで録画した番組を他のBRAVIAやVAIO、PlayStation 3などに配信できる。さらに、新たにSony Tabletでの視聴や、放送中の番組転送にもアップデート(Sony Tablet向けに4月下旬、HX65R向けに6月ごろ実施)で対応予定としている。Sony TabletでソニーBDレコーダの録画番組管理や再生が可能なアプリ「RECOPLA(レコプラ)」にも対応する。
消費電力は175W(46型)、164W(40型)、135W(32型)。年間消費電力量は145kWh/年(46型)、144kWh/年(40型)、113kWh/年(32型)。スタンドを含む外形寸法/重量は46型が107.8×27.6×69cm(幅×奥行き×高さ)/22.6kg、40型が94.3×25.1×61.6cm(同)/19.6kg、32型が75.5×23.1×51cm/14kg。かんたん赤外線リモコンが付属する。
(2012年 3月 23日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]