カナルワークス、フルレンジ4基のカスタムイヤフォン
99,800円~。ヘッドフォン祭や音展で試聴可能
フルレンジユニットを4基搭載した「CW-L05QD」 |
カナルワークスは11日、バランスドアーマチュアユニットを採用したカスタムイヤフォンの新製品として、フルレンジユニットを4基搭載した「CW-L05QD」を発表した。受注は10月27日から開始。価格は99,800円だが、別途耳型採取費用が必要。納期は生産着手後約3週間。
なお、同社は10月19日~21日に東京・秋葉原で開催される「オーディオ・ホームシアター展2012」(音展)に出展。さらに、10月27日~28日に東京・スタジアムプレイス青山で開催される「秋のヘッドフォン祭2012」にも出展。これらのイベントで、新製品が試聴できるという。
新製品の「CW-L05QD」は、フルレンジのバランスド・アーマチュアユニットを1基搭載した「CW-L01」をベースにしながら、ユニットを片耳4基ずつ搭載したのが特徴。これにより、ワイドレンジと高感度を両立。1基当たりの振動板の駆動振幅を抑えることができ、低歪も実現したという。
なお、各ドライバにはベントを装備することで、小型ながら40Hzで-3dB、20Hzで-7dBという低域再生を実現している。
イコライザのパーツにオーディオ用の大型炭素皮膜抵抗やフィルムコンデンサを使用 |
また、イコライザのパーツにオーディオ用の大型炭素皮膜抵抗やフィルムコンデンサを使用。「きめ細やかで解像度の高いサウンドに仕上げた」としている。インピーダンスは24Ω。感度は105dB。
ケーブルは着脱可能。標準タイプとして、通常の3倍の高耐久性を持つという20芯撚り線OFCワイヤーを使用。また、より細みなスリムタイプケーブルを選択する事もできる。装着方法は、耳の後ろへまわして装着する方式を採用。耳に沿う部分にはメモリーワイヤーを内蔵している。ステレオミニプラグはNeutrik製。ケーブルの長さは標準で115cm。
付属品一覧 |
本体のカラーは21色から選択可能。また、費用が別途必要なオプションとして、商品の完成品サンプルに採用している「ラデン」フィニッシュや「リアルカーボンプレート」がスペシャルフィニッシュとして新たに選択可能となった。これ以外にも、メタルプレートやラインストーン、オリジナルエンブレム製作、プリントアートワークなど、様々なオプションを用意している。
付属品として、ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロスを同梱する。
スペシャルフィニッシュの一例。左からラデン、カーボンプレート平織り、カーボンプレート綾織り |
(2012年 10月 11日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]