ベルリン・フィルを4K/DSDで体感できるイベント

ベルリン・フィル in 銀座 告知ページ

　ソニーは、東京・銀座のソニービルにおいて2012年11月26日～12月22日まで、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を、200インチ大型スクリーンの4K/60p映像とDSD音声で視聴できるイベント「ベルリン・フィル in 銀座」を開催する。

　場所はソニービル8階のコミュニケーションゾーン「OPUS(オーパス)」で、入場無料・入退場自由。時間は11時～19時で、初日の11月26日は15時から開場する。

　上映作品は、2012年5月に収録したベルリン・フィルの録音音源「Sound Experience(上映時間約5分)」や、リヒャルト・ワーグナー作曲「ワルキューレの騎行」の演奏を、4K/60p映像とDSDで収録した「Sound and Visual Experience(約6分)」など。期間中に使用されるスピーカーはフロア型の「SS-AR1」(89万2,500円/1台)。OPUSの上映作品を閲覧した来場者に、現在の首席指揮者のサー・サイモン・ラトル氏のサイン入りDVDが当たる抽選会も行なわれる。

　また1階のエントランスホールでは、30年以上に渡ってソニーとベルリン・フィルで築いてきた歴史に関する説明パネルや、世界初のポータブルCDプレーヤー「D-50」などを展示。通常はベルリン・フィルの本拠地に置かれている展示品も、国内で初めて展示する。展示期間は12月21日まで。

　イベント来場特典として、ベルリン・フィルのコンサートアーカイブをフルHD(1080i)映像でオンライン配信する「デジタル・コンサートホール(DCH)」の48時間チケットをプレゼント。DCH対応のBRAVIA、VAIOでコンサートアーカイブ映像を体験できる。ショールームでは、ベルリン・フィルの演奏の臨場感を楽しめる「ベルリン・フィルハーモニック・ホール」音場モードを搭載した、USB DAC搭載9.1ch AVアンプ「TA-DA5800ES」なども紹介する。

　イベントの詳細などはソニービルイベントページで告知している。

期間中に使用される高級フロア型スピーカー「SS-AR1」	「ベルリン・フィルハーモニック・ホール」音場モードを搭載する「TA-DA5800ES」

IFA 2012において、ディーラー向けに紹介された4Kプロジェクタ「VPL-VW1000ES」でコンサート映像を上映デモ

　ソニーは8月30日に、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とベルリン・フィル・メディア社とともに、オーディオ商品の高音質化やコンサート映像のオンライン配信サービスの更なる高画質化・高音質化を目的とした協業を開始すると発表。ソニーのオーディオ商品の開発において、ベルリン・フィル・メディア社のトーンマイスターと音作りの段階から連携し、ベルリン・フィル・メディアのライブ映像制作監督とDCH撮影を通じて、映像表現技術のさらなる追求を行なってきた経緯がある。

　8月31日～5日(現地時間)にドイツ・ベルリンで開催された国際コンシューマエレクトロニクス展「IFA 2012」では、4K映像の撮影に対応したソニーのカメラや撮影技術を活かし、ベルリン・フィルハーモニック・ホールで収録した4K映像コンテンツのデモも実施していた。