野村萬斎主演「のぼうの城」が5月BD/DVD化

のぼうの城 通常版 Blu-ray(C)2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ

　映画「のぼうの城」が5月2日にBlu-ray/DVD化される。BD/DVDのどちらにも、通常版と豪華版を用意。BDの通常版は5,040円、豪華版は8,190円。DVDの豪華版は7,140円、通常版は4,095円。発売元はアスミック・エース、販売元はハピネット。

のぼうの城 豪華版 Blu-ray(C)2011『のぼうの城』フィルムパートナーズ

　豪華版は、BD/DVDのどちらも初回限定生産で、豊富な封入特典を用意。ケースがデジパック仕様になるほか、外箱も付属。さらに、監督の絵コンテ、キャラクター・イメージ・イラスト、美術ボードなどを収録したブックレットも付属する。また、劇中でも使われた「忍城の絵図」や、本編完成後に撮影内容・演出内容を全て反映させた「完成台本」も付属する。

　また、豪華版には特典ディスクも同梱。120分以上の特典映像を収録予定で、メイキング、「攻略! 映画『のぼうの城』の世界」、未公開シーン集、ビデオコンテ、田楽踊り完全版/メイキング、VFX解説、イベント映像などを収録予定。

　本編ディスクにはコメンタリと、劇場予告編、テレビスポットを収録。この本編ディスクは、豪華版、通常版共通のものとなる。

あらすじ

　「この城、敵に回したが間違いか……」。天下統一目前の秀吉が唯一、落とせない城があった。

　周囲を湖で囲まれた“浮き城”の異名をもつ「忍城(おしじょう)」。その主は、不思議な人柄ゆえ、農民たちから“のぼう様(でくのぼうの意)”と呼ばれる、成田長親(なりた ながちか)。彼を取り巻く仲間たちは、長親に密かに想いを寄せる甲斐姫(かいひめ)、戦に強く「漆黒の魔人」と恐れられる丹波、丹波をライバル視する豪傑・豪腕の和泉(いずみ)、“軍略の天才”を自称する若侍、靱負(ゆきえ)。

　迫りくる天下軍だが、当の長親は、「北条にも、豊臣にもつかず、皆で今までと同じように暮らせないかなあ……」と呑気なもの。

　そんな中、武将として名を挙げる事に闘志を燃やす石田三成は、秀吉より預かった2万の兵を進め、忍城に迫る。やむなく降伏することを覚悟する忍城軍。しかし三成軍のなめきった態度に、長親が思いもよらない言葉を発する。「戦いまする」かくして、誰の目にも絶対不利な、たった500人対2万の大軍の戦いの火ぶたが切って落とされた!!

　監督は犬童一心、樋口真嗣。脚本は、原作者の和田竜。出演は野村萬斎、佐藤浩市、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、山田孝之、市村正親ほか。