ニュース
Astell&Kernの超ハイエンドプレーヤー「AK380」、約50万円で7月10日発売
（2015/6/26 11:00）
アユートは、iriver Astell&Kernのハイレゾ対応ポータブルプレーヤー最上位モデル「AK380 256GB メテオリックチタン」(AK380-256GB-MT)の発売日と価格を決定。7月10日に、オープンプライスで発売する。直販サイトでの価格は499,980円(税込み)。
5月に概要が発表され、「春のヘッドフォン祭 2015」において実物が公表されていた。「プロオーディオの使用環境で求められる多くのニーズに応える形で機能を強化した」というモデルで、384kHz/32bitのPCMや、5.6MHzのDSDなどがネイティブ再生できるほか、DLNAのレンダラーとしても動作。据え置きのネットワークプレーヤーとしても利用できるのが特徴。
256GBのフラッシュメモリを搭載し、最大128GBまでのカードが利用できるmicroSD/SDHC/SDXCカードスロットを搭載。
DACには、旭化成エレクトロニクスの32bitプレミアムDACのフラッグシップ、「VERITA AK4490」をL/R独立して1基ずつ搭載。グランドもL/R独立させており、クロストークの低減や、SN比の改善、ダイナミックレンジの拡大と低歪化を実現したという。
再生対応ファイル形式はWAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE、AAC、Apple Lossless、AIFF、DFF、DSF。PCMは384kHz/32bitまで、DSDは5.6MHzまでのネイティブ再生ができる。下位モデルのAK240は、PCM 192kHz/32bitまでのサポートで、32bitのfloat/Integerは、24bitにダウンコンバートしながら再生していた。
高精度で、200フェムト秒という超低ジッタを実現するVCXO Clock(電圧制御水晶発振器)も搭載。音質調整用には、20バンド/0.1dBのパラメトリックイコライザを搭載する。ただし、イコライザが利用できるのは192kHz/24bitまでのデータで、DSDや32bit音源では利用できない。グラフイックイコライザも備えている。
USB DAC機能も備えており、PCとUSB接続し、384kHz/32bit、DSD 5.6MHzのデータを再生する事もできる。
IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)の無線LAN機能を搭載し、DLNAに対応。スマートフォン/タブレット向けに「AK Connect App」というアプリを提供する。このアプリからAK380を据置型のネットワークプレーヤーとして制御し、NASやPCに保存した音楽ファイルを、ネットワーク経由でAK380から再生させる事ができる。この機能をiriverでは「AK Connect」と呼んでいる。
Bluetooth 4.0にも対応。プロファイルはA2DP、AVRCPに対応する。
イヤフォン出力はステレオミニのアンバランスで、光デジタル出力も兼用。さらに、2.5mm 4極のバランス出力端子も備えている。出力レベルはアンバランス:2.1Vrms、バランス:2.3Vrms(負荷無し)、出力インピーダンスはアンバランス:2Ω、バランス:1Ω。SN比は116dB(アンバランス)、117dB(バランス)。
内蔵バッテリは3,400mAhのリチウムポリマー。ディスプレイは4型で、解像度480×800ドット。静電容量式のタッチスクリーンを採用。ディスプレイの下部には、ホーム画面に戻るためのメタルタッチセンサーを備えている。外形寸法は112.4×79.8×17.9mm(縦×横×厚さ)、重量は約230g。
今後、AK380と接続して、CDからAK380内のメモリに直接音楽をリッピングできるドライブや、クレードル、バランスで接続できるジャケット型ポータブルアンプなどの投入も予定されている。
