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クラリオン、新フルデジタルサウンド対応ナビ「MAX776W」

 クラリオンは、同社の車載用フルデジタルサウンドシステムのスピーカーとデジタル接続できる、7.7型液晶搭載のカーナビ「MAX776W」を6月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後。200mm幅コンソールに対応する。

MAX776W

 カーナビ側に同軸デジタル出力端子を備え、ツイータにサウンドプロセッサやコマンダーを同梱した「Z3」(12万5,000円)や、フルデジタルスピーカー「Z7」(2本1セットで87,000円)、フルデジタルサブウーファ「Z25W」(73,000円)とデジタル接続できる。これにより、音源の伝送からスピーカー駆動までを完全デジタル化。クラリオンでは「完全なデジタル再生を実現する国内唯一のAVナビ」として訴求している。

 デジタルサウンドシステムの「Z3」にはUSB OTGケーブルを介してスマホ/タブレットとの接続も可能だが、新たにMAX776Wも対応機器として加わった。同システムと接続することで、CDなどの音源を96kHz/24bitにアップコンバートしてハイレゾ相当音質での音楽再生も可能とする。

車載用フルデジタルサウンドシステム「Z3/Z7/Z25W」

 カーナビ本体には7.7型液晶を備え、200mm幅コンソールに対応。地デジはフルセグ対応で、4チューナ×4アンテナを搭載。DVDビデオのほか、VRモードで記録したディスクを再生できる。ワイドFM対応のFM/AMチューナも搭載。アンプの最大出力は47W×4ch。

 独自のクラウド型音声認識サービス機能「Intelligent VOICE(インテリジェントボイス)」利用時に、検索機能の起動や応答時間を従来比で約40%短縮。また、「3D Viewマップ」でランドマークとなる一部の建物をリアルなポリゴンで描画し、立体的な形状を維持したまま実際の街中を走行しているような、臨場感ある地図表示やスクロールが可能になっているという。

画面のイメージ

 SDメモリーカードやUSBメモリなどに保存した音楽・動画ファイルを再生可能。対応フォーマットは、音楽がMP3/WMA/AAC。動画はMP4やMPEG-4 AVC/H.264、WMV。そのほか、Miracast対応のAndroidスマートフォンをワイヤレス接続して、動画や音楽をカーナビ本体で楽しめる「Wi-Fi Miracast(Wi-Fiスマホリンク)再生」にも対応する。

 このほか、7.7型「MAX676W」(店頭予測価格:11万円前後)や、7型の「NX716」(同11万円前後)、「NX616」(同10万円前後)を、いずれも6月上旬より発売する。

(庄司亮一)