エンタメCLIP
「響け! ユーフォニアム」新作映画が19日公開。黒沢ともよ&新入生ら舞台挨拶
2019年4月9日 18:30
4月19日に全国劇場公開を控えている「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」。TVアニメ「響け! ユーフォニアム」シリーズに続く完全新作映画で、主人公の黄前久美子をはじめとするメインキャラが2年生に進級し、新たに入学してきた1年生を加えた"新生"北宇治高校吹奏楽部が、全国大会金賞を目指すストーリーとなっている。劇場公開に先がけ、完成披露上映会と舞台挨拶が4月5日に開催。そのレポートが到着した。
- 作品名:劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~
- 公開日:2019年4月19日
- 配給:松竹
有楽町朝日ホールで作品上映前に開催された舞台挨拶には、主人公の黄前久美子役の黒沢ともよ、加藤葉月役の朝井彩加、高坂麗奈役の安済知佳、塚本秀一役の石谷春貴に加え、石原立也監督が登場。さらに、新1年生キャストとなる久石奏役の雨宮天、鈴木美玲役の七瀬彩夏、鈴木さつき役の久野美咲、月永求役の土屋神葉も加わり、映画の見所や作品への想いを語った。
シリーズ累計150万部を突破した武田綾乃の原作小説(宝島社)を、京都アニメーションがアニメ化した「響け! ユーフォニアム」。2015年にTVアニメ第1期がスタートし、2016年に第2期が放送。映画は、第1期を振り返る「劇場版 響け! ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」(2016年)と、第2期を再構成して新規カットも加えた「劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~」(2017年)が公開された。2018年には続編でありスピンオフのアニメ映画「リズと青い鳥」も公開され、いずれも高校の吹奏楽部を舞台に繰り広げられる人間ドラマ、そして繊細かつダイナミックな演奏シーンが注目を集めた。
「響け!」シリーズ全体では4作目の映画となる「誓いのフィナーレ」では、TV版の主人公・黄前久美子が2年生に進級。「全国大会金賞」を目標に掲げる、北宇治高校吹奏楽部の低音パートに所属する久美子は引き続きユーフォニアムを担当する。
そんな低音パートに、後輩として久石奏、鈴木美玲と鈴木さつきの“W鈴木”、そして月永求が入部してくる。3年生の加部友恵と共に、1年生の指導にあたる久美子。一筋縄ではいかない後輩との関係を通して、久美子が得るものとは——。
ステージ中のコーナーにおいては、それぞれが本作の見どころをパネルに書いてトークを繰り広げた。
キャラクターたちの成長や努力に焦点を当てた回答や、演奏のシーンに注目してほしいという回答、そして石原監督からは「青春のひしめき」という言葉とともに本作の魅力や、それぞれが考える作品の魅力が様々な角度から語られ、会場を大いに盛り上げた。
最後の挨拶では、黄前久美子役の黒沢ともよがコメント。
「群像劇になっていますので、どなたに観て頂いても、自分を重ねられるキャラクターを見つけて頂けるんじゃないかなと思っています。4月、新しい環境になって、つらいことがあったり、わからないことがあったりしたときに、是非この映画を見ていただいて日々の活力にしていただければと思います。そしてその結果、私達が3年生・2年生になれる日がきたらいいなと、気が早いかもしれないのですが思っておりますのでどうぞ皆さん私達を次の大会にも連れて行ってください!」と、イベントを締めた。
なお映画の公開に先がけ、シリーズ完結編にして“黄前久美子・3年生編”となる小説「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、決意の最終楽章 前編」(宝島社文庫)が4月17日刊行予定。
- 原作:武田綾乃(宝島社文庫「響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」)
- 監督:石原立也
- 脚本:花田十輝
- キャラクターデザイン:池田晶子
- 音楽:松田彬人
- 音楽制作協力:洗足学園音楽大学
- 演奏協力:フレッシュマン・ウインド・オーケストラ
- アニメーション制作:京都アニメーション
「劇場版 響け! ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」